439: Chet Baker / Time After Time

スタンダード・ナンバーの「タイム・アフター・タイム」と言えば、この曲が「先輩格」にあたります。
1946年に書かれたこの曲、実に様々なミュージシャンに取り上げられています。
ヴォーカルものだと、サラ・ヴォーン、フランク・シナトラ、ダイナ・ワシントン、等々。
インストものだと、スタン・ゲッツ、ジョン・コルトレーン、ポール・デズモンド、等々。
そんな中で、最も有名なカヴァーの1つが、1954年リリースの『チェット・ベイカー・シングス』に収録された、このヴァージョンでしょう。
チェットの中性的でクールなヴォーカルと、哀愁漂うトランペットの両方が味わえる、「1粒で2度おいしい」1曲となっています。
このアルバム、ウエスト・コースト・ジャズを代表する作品として、人気の高い1枚です。

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