571: 少年ナイフ / SUPERSTAR

同じタイトルの曲が、少年ナイフにもあります。
彼女たちが1991年にリリースしたアルバム『712』。正式な読み方は知らないのですが、「ナイフ」のゴロ合わせであることは間違いありません。
インディ時代のラストとなったアルバムに収録されたこの曲、とにかく歌詞が笑えます。
主人公は駆け出しの俳優。1番では、初めての役を貰いますが、それは「変死体」。絶対に動いてはいけませんが、「事件のきっかけ」となる「大事な役」です。
2番になると、今度はヒロインを乗せる「タクシードライバー」の役を貰います。1つだけですがセリフもあって、そのセリフは「どちらまで?」。
そんな歌のタイトルが「スーパースター」という、どこまで真面目にやっているのか分からない感じが、最高でした。
ただ、そんな歌詞の面白さを理解できないはずの欧米のファンの間で高い人気を誇ったということは、このスカスカに聴こえるサウンドから、彼女たち自身が楽しんで演奏していることがストレートに伝わったからなのだろうと思います。
知名度ではカーペンターズの足元にも及びませんが、これもまた「名曲」だと思います。

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