298: Julie London / September In The Rain

タイトルに「Rain」が付く曲は数多く、何を選ぶか迷うところですが、ジュリー・ロンドンのハスキーな歌声が色っぽい、この曲にしました。
ジュリー・ロンドンは、18歳で女優としてデビューしますが、成功したとは言えず、その後転向したジャズシンガーとして名を残しています。
1956年にリリースされた3rdアルバム『カレンダー・ガール』は、そのタイトル通り、曲名に1月から12月までの月の名前が入った曲が並べられていて、最後に「Thirteenth Month」で締めくくるという、洒落た構成になっています。
スタンダードナンバーのこの曲は、当然9曲目に収録されています。
このアルバム、もう1つのポイントはジャケットです。
各月にちなんだ「コスプレ」をしているのですが、これが実にセクシーかつチャーミングな仕上がりとなっています。
私はCDしか持っていないのですが、ぜひともLPで持っておきたいアルバムです。
ちなみに、このアルバムのコンセプトを再現したのが大滝詠一『NIAGARA CALENDAR』(1977年)です。

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