445: Green Day / Wake Me Up When September Ends

「9月」をテーマにした曲は数多くありますが、この曲も代表曲の1つと言ってよいでしょう。
グリーン・デイが2004年にリリースしたアルバム『アメリカン・イディオット』(US1位/UK1位)は、個人的にはかなり衝撃を受けたアルバムでした。
正直に言うと、彼らのことは、『ドゥーキー』や「バスケット・ケース」の印象で、単なるポップなパンク・バンドと思っていました。
ところが、このアルバムは、イラク戦争への怒りを込めた「反戦」をテーマに、強烈なメッセージをもつ曲が収録されています。そのうち2曲は、5部構成の組曲形式になっているなど、音楽的にも非常に充実した内容でした。
このアルバムを聴いて、グリーン・デイに対する認識が180度変わったことをよく覚えています。
アルバムからの4枚目のシングルとなったこの曲(US6位/UK8位)は、メロディが美しいナンバー。
タイトルは、ビリー・ジョー・アームストロング(ヴォーカル/ギター)の少年時代、彼の父が9月の初めにガンで亡くなったことに基づいています。
私、9月生まれなので、本音は9月が終わるまで寝て過ごすのは嫌ですが、彼の歌う姿を見ていると、心に響くものがあります。

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