157: Foreigner / Waiting For A Girl Like You

プリファブ・スプラウト「キング・オブ・ロックンロール」をプロデュースしたのは、トーマス・ドルビー。
キーボード・プレイヤー、そしてプロデューサーとして、80年代に大活躍した彼が、最初に注目されるきっかけとなったのは、フォリナーのアルバム『4』(US1位/UK5位)への参加でした。
その中でも、2ndシングルとなったこの曲のイントロで聴かれる、環境音っぽいシンセサイザーは印象的なサウンドでした。フェードインするイントロを聴くと、すぐにこの曲と分かります。
そして、この曲と言えば必ず話題に挙がるのが「10週連続ナンバー2(!)」という珍記録。
ちょうど同時期に、オリビア・ニュートン=ジョン「フィジカル」が10週連続ナンバー1を記録していたため、9週間もトップを阻まれ、ようやく落ちたと思ったら、ホール&オーツ「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」が首位を奪うという、まさに「タイミングが悪かった」としか言いようのない運のなさです。
その後、1984年リリースの「アイ・ウォナ・ノウ」がUS・UKともに1位となり、見事に雪辱を果たしています。

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