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noteで見つけた面白いと思ったマンガ5選

今回、2022年~2023年中で、面白いと思ったnote掲載の漫画をいくつかピックアップしたいと思います。好きな創作物の感想(6)

noteを始めて1年ほどが経過したところです。もとは発信のため始めたのですが、noteではいろいろな方の記事を読めて世界が広がった感じです。

1年経過して気づいたことは、noteはコンテンツ(たとえば漫画など)の発表の場とゆうよりは、発表する場所は他にあって、それを紹介あるいは流布する場所の印象がありました。

それでも、note自体に漫画などを発表する方も多くおられて、わたしはそれを楽しんでおります。
なかでも、わたしが個人的に面白いと思った作品について、ピックアップしたいと思います。

『ここにいたら殺される』(著:下町ホテル 様)から:ファンアートとして

『新人マンガ家体験コミック』

(著:しろ様)

プロのマンガ家である著者自身の新人漫画家のときの実体験を描いた作品です。
わたしから見ると、プロのマンガ家であること自体すごいと思うところであり、本作中、生業としてのマンガ家生活の過酷さが垣間見れます。

ただ、本作では「こんなに大変なんだ」と押しつけがましさはいっさいなく、
どこかギャグっぽい表現(当人からすればそうではないのかもですが)で読んでいて楽しく、とても魅力的な作品です。

※当該には『星屑の仲間たち』も掲載されているのですが、それについては別途感想を書いているので、ここでは省略いたします。
(『星屑の仲間たち』はkindleで購読しているところもあり)

『乳癌笑病記』

(著:藪田有朱香 様)

著者自身の乳がんの発見とその治療の経験が描かれています。ほぼ実話とのことだそうですが、全体的にギャクテイストであり、読みやすいです(マンガとしての面白さもあり)。
描かれる場面場面は実体験に基づくリアルさがあり、興味深い内容ですが、闘病記のような暗さがまったくなく、マンガとしてもテンポよく進行し、ところどころの演出も優れた作品と思いました。

家族の方を含めて、当作者様は実際に面白い方なのだろうなと、勝手に推測してしまいます。

『人工知能で描く、雑多な漫画』

(著:wsd983320987 様)

AI生成画像による短編(基本4コマ漫画が多いです)の連続作品です。

最先端の作品であるのに、絵的に古風な印象であるところが面白いと思いました。

画像はかなり多様で、今、ネットにあふれている典型的なAIイラストと異にするところがあり、「AIによるものと」あえて言われないとAI画像と気づきにくいところが面白いです。

『50歳からマンガ家目指して専門学生』

(著:深謝 様)

50歳で早期退職しマンガ家を目指す著者自身の体験(主に退職までの葛藤)を描いた実録物の作品です。noteでは共感する方も多いのではと思いました。

主人公自身の思いつめる様子の表現などは、「マンガ家になるのだ」とする著者自身の情熱が伝わってくるものであり、そこが本作の魅力の一つであるような気がします。

わたしが特に面白いと思ったシーン:

第4回: 主人公は自身の夫に向かい、勤める会社を退職してマンガ家を目指すことをうち明け、
「離婚してください。3畳一間にかじりついてでも、マンガを描いて死にたい」と、彼女(著者)の夫に告げる。
すると、一瞬の間をおいて、
「いまどき3畳一間なんてないでしょ」と、夫がぷっと笑い吹き出すところが特に面白いシーンの一つです。

『ここにいたら殺される』

(著:下町ホテル 様)

今回、紹介します作品中、もっともスキの数が多かった作品です。

たぶん、これはマンガ作成ツールか、あるいはポリゴン作成ソフトで製作された印象の外観をしています。

あらすじ:ある女子高生の主人公は体調を崩し(肌が緑色で)死にそうになっている。それは家政婦の出すスープが原因であることに彼女は気づいていた。
再婚した母が急死してから、彼女の周囲は不可解なことばかり起こる。

家政婦もそうだが、義父も異常な様態なのである。
残された主人公の運命は…

脱力系の不条理ギャグマンガといえるものかもしれません。
先の読めなさととゆうか、わけのわからなさといいますか、何かストーリー性を脱したような面白さがありました。

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