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漫画 『一球さん』1巻を読んだ感想

こんにちは、木星 夜空です。

kiboshi desu

今回は前に書いた記事『昔の漫画を買おう!』の中で買った漫画『一球さん』を読んだので、その感想なんかを書こうと思います。

この漫画を買うきっかけになった記事も良ければ読んでみてくださいね!


まず今1度『一球さん』の1巻表紙を見てみましょう。

初めてみた時絵柄はすごく見たこと有るなーと思いながら手に取ったのですが、作者について調べてみたらどうやらドカベンを描いていた人の様ですね。通りで見たことある絵柄な訳です。

1巻の内容を説明すると......。

昨年夏の甲子園大会大会でベスト8まで進んだ巨人学園高校という高校が昨秋の東部六大学リーグ覇者、神宮寺大学に練習試合を申し込む所から話が始まる。

しかし試合開始5分前というのに未だに巨人学園の4番打者の姿が現れず、しかも今回巨人大学の代理監督を務める岩風はみも知らぬ選手を3にも連れて来て、あろう事か先発に組み込んでいた。

試合開始まで残り5秒と迫った時、真田一球という人物が現れる。この一球こそが巨人学園の4番選手なのであった。

一球がライトについたことで選手が揃い試合が開始されるが、実は一球は簡単なゴロすら取り逃し、打てば類に走る事すら知らない全くの野球初心者なのであった。しかし、彼の時折見せる超人的な身体能力やファインプレーに巨人学園に投手である大友や神宮寺大学の選手は翻弄されていくのであった......。


というのが1巻の内容です。


これを読んだ時に思ったのが、一時期はやった転生物などに通づるものが有るなということです。
例えば、異世界転生ものだと主人公が

「その世界についてのスキルや知識は全く無いが転生前に持っていたスキル等を駆使してその世界で活躍する」

といった話が幾つか有りますが、この『一球さん』も野球のスキルや知識は無いが、また別のスキルで活躍するというところが近いなと思うと同時に、この漫画の連載が始まったのが1975年からなのでそんな時代からこう筋書きの漫画があった事に非常に驚きました。

まぁ異世界転生している訳では無いので、同じかと言われたら違うんですけどね。

次に主人である真田一球ですが、名前の一球はやっぱりあの『一休さん』から来ていましたね。
一球が自己紹介した際に「一休みのかい?」と言われていたのでこれがモチーフで間違いないでしょう。

それにしてもこの一球という人物、1巻の時点では非常に謎が多い人物です。
パッと見は野球初心者のど素人なんですけども、たまにプロの選手でも難しい様なファインプレーをしてみせたり(本人は偶然と言うが)

本当は凄く野球が上手いんじゃないか?と思わせる言動をするので、この漫画の登場人物だけでなく読者までも困惑させる様な主人公です笑
自分も1巻を読んだ時点では一球は野球が上手いのか素人なのか、判断がつきません笑

この漫画は同じ作者さんの作品である『男どアホウ甲子園』の続編となっているので、そっちも読めばまた変わった見方が出来たりするのかも知れませんね。

それだけでなく司、堀田、一角という味方すら素性を知らない(恐らく岩風監督は知ってる)3人もかなり謎が多いです。しかしこちらの3人は一球と比べて純粋にプレースキルが高いキャラとして描かれてるので、確実に素人では無い事は分かりますね。

後はこの漫画は野球漫画でありながら野球とはまた違う部分が凄く気になる漫画だなと思いました。そういう所で普段スポーツ系の漫画読まない自分でも結構面白いと思えたのでしょう。

やはり、リアルな野球漫画か若干ファンタジーっぽい野球漫画かで言われたら自分は後者の方が読みやすいなと思うので(もちろんリアルな野球漫画も素晴らしいとは思います)。

この漫画は2巻も買ってあるので続きが楽しみですし、3巻以降も買ってみようかな?と思えるいい漫画でした。

コミカルな描写も多いので「スポーツ系は苦手......」という人でも読みやすいんじゃないかな?と思うので、皆さんも興味が有りましたら読んでみてください!

デジタル版やサブスクに出てる所も有るみたいなので是非!

そんな感じで今回はこの辺で。
ご閲覧頂きありがとうございました。

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