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雨に濡れない手紙

お久しぶりです。
雨がよく降りますね。

こう毎日雨が続くと、なかなか外の仕事がはかどりません。
ちょっと小雨になった隙を見計らって、ぱぱっと済ませるしかないです。

雨のせいで桜もぱっとしません。
蕾は硬いままです。
原っぱの草も大きくなりません。
農家さんは大変だろうなあ。


そんな雨降りの午後、私は突然ある手紙のことを思い出しました。
それはそろそろ届くはずの結構大切な手紙のことです。

もしかしたらもう投函されているかもしれない。
郵便が来る時間はとうにすぎている。
今日、郵便屋さんが来たのかどうか気付かなかったけれど、ポストを確認してみないと。

あまり長いことポストの中に放置しておくと、手紙が湿ってしまいます。
昨日の役所の月報新聞は見事に濡れてしまいました。
まあ、ほとんど読まないから構わないんですけれど。

ちょうど小雨になったのでポストまでひとっ走りしてきました。
そうしたら何と、目当ての手紙が届いていました。
全然湿ってもいません。

やったー! と思って家の中へ駆け込みました。
来ているかもという勘が当たったのです。
こんなことでも気分が上がります。


このあとすぐに、雨足が激しくなりました。
あの時ポストへ行ってよかったなあと、外を見ながら思いました。
それでも小窓からは気持ちのいい春の風が入ってきます。

桜の便りはいつ頃届くのでしょうか。
雨はざあざあ降っています。
美しい桜に早く会いたいですね。