ホネキノ

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「オッペンハイマー」を見た! 原爆の話なのになぜか爽やかな後味の映画

映画「オッペンハイマー」を見終わった瞬間、私は放心状態になった。 ふへ〜って感じ。 とにかく3時間にもおよぶ音の洪水を浴び続け、その間求められるのは限りない集中力。なのにどんどんストーリーは分からなくなるわ、睡魔には襲われるわ。 (それでも予習してあったからまだ何とか) 参りました! 疲れました! でも、なんかやっぱりすごい映画だったな!  しかも見終わったあとの後味が「あれ? なんか爽やかな感じ?」という思いもよらない感覚。 一体、なぜだろう?  なぜこんなふうに爽

    • 雨に濡れない手紙

      お久しぶりです。 雨がよく降りますね。 こう毎日雨が続くと、なかなか外の仕事がはかどりません。 ちょっと小雨になった隙を見計らって、ぱぱっと済ませるしかないです。 雨のせいで桜もぱっとしません。 蕾は硬いままです。 原っぱの草も大きくなりません。 農家さんは大変だろうなあ。 そんな雨降りの午後、私は突然ある手紙のことを思い出しました。 それはそろそろ届くはずの結構大切な手紙のことです。 もしかしたらもう投函されているかもしれない。 郵便が来る時間はとうにすぎている。

      • 夏のヒヤリング

        「顔を潰した」   「えッ?誰の?まずくない?」 「カヲツブシタ」  「ええッ?よく聞きとれなかったよ。何て言ったの?」 「蚊を潰した」   「.......そう言ってたんだ、ソレハヨカッタデスネ」

        • ダンジョンで道草を

          シロクマ文芸部  お題「消えた鍵」 消えた鍵をとり戻そうと、少女たちは走っていた。 探索者である彼女たちは、小さなスライムを追いかけていた。 逃げ回るスライムの体に透けて見えるのは、ピンク色の鍵。 ここは「ぷぷりんの庭」といわれる人気のダンジョンだ。 ダンジョンの中には、美しい草原が広がっている。 探索者がここに来る目的は、出没するモンスターから得られるドロップ品を集めることだ。 少女のひとりがふと立ち止まった。 そして、すぐ脇のシロツメクサの草むらで、短い足を投げだし

        「オッペンハイマー」を見た! 原爆の話なのになぜか爽やかな後味の映画

          重なっていくハート

          貸してもらった言葉を脳みそへ突き刺すと、 映像が浮かびあがってきて、あなたの世界へ飛んでいく。 返すときにはスキを添えているけれど、いつも、もらいすぎだと思っている。

          重なっていくハート

          超短編 「私の日...」

          【シロクマ文芸部】  お題「私の日」 ―その1―「私の日記帳」 私の日記帳から、青空が広がっていった。 閉じたら、夜の帳(とばり)が下りた。 ―その2― 「私の日の丸弁当」 私の日の丸弁当のごはんの下には、実はタコさんウインナーが敷き詰められている。 ―その3― 「私の日本」 私の日本は...暑いなぁ。

          超短編 「私の日...」

          超短編 数年後の街の風景

          街クジラたちが空を泳いでいる。 そういう風景を見るのにも慣れた。 まさか、クジラが空を飛ぶようになるとは。 風の色を映した、美しいクジラを見上げながら人々は思った。 街クジラは人や物を運んでいる。 数年前までの、バスやタクシーや宅配便のような役割を果たしている。 自動運転のめざましい進展によって、街クジラは生まれた。 小さな街クジラが近づいて来た。 12時12分12秒。 指定時間通りだ。 窓辺でランチを受け取った私は、慎重に蓋を開けた。 気をつけないと、中身が飛び出してし

          超短編 数年後の街の風景

          伝わってくる

          丁寧に言葉を綴っている息づかいが伝わってくる 丁寧にイラストを描いている息づかいが伝わってくる noteへ一歩踏み出したから見えた世界

          伝わってくる

          人生初タッチ!

          帰宅してまったりコーヒーを飲みながら、今日見た印象的な小さな男の子のことを思い出していた。 「そういえばあの男の子、ものすごくおごそかな顔をしていたなぁ。 あんなにおごそかな顔をした人って、今まで見たことがないなぁ」 それはバスに乗っていた時のことだった。 今日は暑かった。 バスはクーラーがきいていて、快適だった。 ありがたや~、ありがたや~、と思いながら私はバスに揺られていた。 バスがとある停留所で止まった。 新しい乗客らしい。 後ろのドアが横へスーッと開いた。 私の座

          人生初タッチ!

          きみは風を自在にあやつる

          両翼を大きく広げ、尾を扇形に開く 羽根一枚一枚をくわっと離し、その間にまで風をつかむ 体中で空気を受けたり逃したりしながら、鳩は狙った位置へ着地 と同時に翼を折り畳み、優雅に舞い降りてみせたことなど、どうでもいいかのように、さっさと歩きだして草むらをついばみ始めた 力強さと潔さと自由さ きみは今、飛べない私を感動させたことを知っているのだろうか

          きみは風を自在にあやつる

          #2

          塩を変えた しょっぱさから角がとれて、丸くなったような気がする これがミネラルの優しさなのかもしれない (54文字) #3行日記

          3行日記 2023.6.26

          note 初投稿 よろしくお願いします さっきからどこかの犬が鳴いてる、鳴きやんでくれ  41

          3行日記 2023.6.26