補助金活用で事業を発展させ地域をゆたかに(9)

 年度予算執行の関係からか通常パターンより公開が遅れていましたが、昨日やっと17次ものづくり補助金の公募要領(次のリンクを参照下さい)が出され、公募が開始されました。
https://portal.monodukuri-hojo.jp/common/bunsho/ippan/17th/%E5%85%AC%E5%8B%9F%E8%A6%81%E9%A0%98_17%E6%AC%A1%E7%B7%A0%E5%88%87_20231227_2.pdf

 申請受付は2024年2月13日、申請締切は3月1日。採択後の補助事業は12月10日までに完了する事が求められています。

 又、従来と大きく公募枠の内容が変更されており、且つ今回はその枠の中で新たに新設された省力化(オーダーメイド)枠のみの公募となっています。他の枠としては製品・サービス高付加価値化枠及びグローバル枠が記されていますが、公募がされるのは次回18次とされています。労働力不足が大きく懸念される社会情勢を鑑み、省力化枠が優先されたものと推測されます。
 省力化(オーダーメイド)枠の活用イメージとしては「熟練技術者が手作業で行っていた組立工程にシステムインテグレータと共同で開発したAIや画像判別技術を用いた自動組立ロボットを導入する」例が挙げられています。

 他にも従来と大きく変更となっている点があります。
これまで挑戦をされた経験をお持ちの事業者の方が混乱をされないように主なものを以下にご説明します。
 賃上げ効果による経済の好循環達成が目的と推察されますが、大幅賃上げに取組む事業者について補助上限が引き上げられます。特に今回優先して公募された省力化(オーダーメイド)枠については最大2,000万円まで補助上限が引き上げられます。
 従業員数によってベースとなる補助上限額及び補助率が異なるため、その関係は次の通りです(出展:中小企業庁技術・経営革新課 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金についてver.1.0)。

 又、大きな変更点として一定の投資規模がある事業者について口頭審査を実施する旨が記されています。加えて前回ブログでご説明した厚生労働省の産業雇用安定助成金との連携等も記されています。

 今日から行政は基本的に冬季連休に入りました。このため もの補助のみならず他の補助金についても暫く新たな動きは有りません。この正月連休の時間を活かして今回もの補助が大きなお年玉であったと後で位置付けられるように皆様の事業にどのように活かしていくかを次回以降のブログでじっくりと考えて行きたいと思います。

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