金融緩和をやめてくれ

みなさんおはようございます。今日は金融緩和をやめてくれという話をします。

みなさんご存知の通り今でも日本では金融緩和が続けられています。でも待ってほしい。本当にこのまま金融緩和を続けて大丈夫か？と。

みなさんご存知の通り、今やかなりのインフレになっています。IMFの公式データでさえ3%を超えています。一方で賃金はほとんど上がっていません。これが意味するところは、購買力がかなりの落ちているということです。

そもそも金融緩和を行うための理由は、市場に資金が足らないから、もっと供給してお金を増やせば、経済成長できるという話でした。しかし現実はインフレを悪化させただけで、経済成長はできませんでした。

であれば、すぐにでも大規模な金融緩和をやめて、金融政策を正常化すべきではないだろうか？急に行うとよくないという意見もあるでしょうが、少なくとも「異次元の」金融緩和はもはや必要ありません。出口戦略も決めないまま一方的に緩和したのが問題だと思います。

あと成長戦略もよくわからないままでした。利益を生む仕事なのかどうかも考えず支援したことも大きな失敗だったのではないでしょうか？

とにかく、今回の異次元の金融緩和の教訓としては、ただ資金供給するだけでは経済成長はしないということです。まずは異次元の金融緩和が間違っていたことを認めて、縮小に舵を切ることが大事ではないでしょうか？

今回の金融緩和でひとつだけいいことがあったとすれば、失業率が改善されたことです。ただ賃金水準は上がらなかったため、全体的な評価としては失敗だったと思わざるを得ません。

今後は金融緩和に頼らない経済が求められるでしょう。人手不足も深刻なので、本当に必要な仕事が何なのか考えて、市場の整理なども行う必要が出て来るでしょうね。相当の痛みを伴うでしょうが、これができなければ、みんな沈んでしまうでしょう。