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57577の魅力

みなさんおはようございます。本日は57577の魅力と題して話をしたいと思います。57577と言えば、そう短歌です。短歌はとても短い文のようなもので、この文字数のなかで言いたいことを考えなくてはなりません。

しかし、そんな短い文であるからこそ頭を使うし、比喩表現でいろいろ表現できたりします。さらに同音異義語を使ったりして、何通りも意味が通じる文にすることもできます。

そんな短歌ですが、俳句よりも文字数が多いためより伝えられる情報も多いです。俳句だと季語を入れなければならないのも難しさに拍車をかけます。しかし短歌は文字数を守っていればそれなりに良い物が作れます。

さらに上の句だけ固定して下の句を考えるなんて遊びもできます。これが短歌の面白さでもあり、魅力でもあります。

ただ、個人的に気になるのは字余りです。57577に収まらず短歌を作ることもできますが、それは高度な技術だと言っていいでしょう。短歌ではありませんが、俳句の問題で、よくテレビなんかで芸能人が俳句に挑戦といった特集が組まれます。あれ見ていて思うのですが、字余りが結構多いです。個人的には俳句なら575に収めたいと思うので、字余りの句を見るとどうしても違和感を感じてしまいます。

それでもテレビでは字余りの句が評価されているようなので、なんか個人的には好きではないですね。とはいえ、その辺はある程度のルールに従っていればあとは自由なため、細かいことばかり気にしていてもいけません。

とにかく、短歌というのはとても魅力的な遊びだと思います。国語の授業で習った、「まだふみもみず あまのはしだて」という一文にも、まだ踏みもみず、と文も見ず、といった複数の意味に捉えられる歌を作ることができるので、こういう複数の意味を持たせると面白さが増します。

それでは最後に一句。「くろがねを つくりしものに ふりかかる やくさいつづく ちよののちまで」。この句の意味をみなさん想像してみてください。これは私が考えた一句です。もし思わぬ解釈をされた場合でも、私はこういう意図で作りました、と言い逃れすることができます。みなさんの解釈は如何に?

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