【AWS認定クラウドプラクティショナーに挑戦】合格への道のりと学習方法
この1年間で5つのIT資格を取得した50代の会社員です。今回は、AWSクラウドプラクティショナーの資格を取得するきっかけや学習方法について紹介したいと思います。AWSは現在、最も受験したいと思われるIT資格の一つですので、これから挑戦しようと考えている方々にとって参考になれば幸いです。
また、過去の記事をご覧いただければ、これまでの学習過程もご理解いただけるかと思います
AWSクラウドプラクティショナーとは
AWSって何?
AWSは、アマゾン・ウェブ・サービスの略称であり、オンライン通販の最大手であるAmazonが提供するクラウドコンピューティングサービスです。
現在、世界中の企業や行政機関に利用されており、AWSは現在クラウドサービス市場において最も大きなシェアを占めています。
クラウドサービスとは
クラウドサービスは、現在、多くの人々にとって日常的なものとなっていますが、その仕組みはどのようなものでしょうか。提供会社(この場合AWS)が管理するサーバーやその他の機器をインターネット経由で利用できるのがクラウドサービスです。
このサービスの最大の利点は、迅速にサーバーを構築できることにあります。オンプレミス(自社で機器を設置し管理する方式)と比較して、新規の設置や拡張が数分で完了し、設備の増減増強も自由自在です。また、使用期間に応じた課金が行われるため、無駄なコストを抑えつつ必要なサービスを素早く利用することが可能です。
AWSでは、サーバー以外にもストレージ、AI、開発環境など、幅広いサービスを提供しており、インターネット接続があればすぐに利用開始できます。セキュリティ面でも高い安全性が確保されており、政府機関を含む多くの組織に信頼されているサービスです。
AWS認定とは
AWS認定は、AWSが提供する様々なサービスに関する技術や知識を評価する認定制度です。現在、レベルに応じて4つのクラスに分類されています。
Foundational
Associate
Professional
Specialty
詳細は
AWSクラウドプラクティショナーとは
AWSクラウドプラクティショナーは、AWSの基本を理解するための入門認定資格です。この資格は、AWSが提供する様々なサービスに関する知識を問うもので、今回受験したのがこのAWSクラウドプラクティショナーです。
試験内容は定期的にアップデートされており、昨年9月にCLF-C02というバージョンになっています。自分は12月に受験しましたのでCLF-C02を受験しています。
認定期間は3年で、更新は再受験、または上位資格を受験、もしくは更新のための講義を受講することとなっています。随時情報は更新されていますので、最新の情報を確認してください。
試験について
試験は90分で65問あり、AWSに関する基本的な知識を問う内容となっています。試験はCBT方式で、試験会場または自宅のPCで受験することができます。
設問は他の試験とは少し異なり、実際の顧客の要望に基づいて適切なサービスを選択するような問題が多く含まれています。
さらに、今後の試験の質の向上や傾向を図るため、いくつかの問題は採点されない試験問題として設定されているようです。
試験終了後、合否の結果は直ちに表示され、その結果は数時間後には個人のアカウントにも反映されます。
受験のきっかけ
前回までのブログで触れたましたが、現在勤務している会社ではIT人材を増やすため、IT系資格の受験サポートを提供しています。これをきっかけにいくつかのIT資格を取得しましたが、さらに上位の資格を目指す過程で、AWSクラウドプラクティショナーが必要な社外資格の一つであることがわかりました。
AWSに対する興味は以前からありましたが、その詳細なサービスについてはあまり知識がなかったため、この資格の取得を決意しました。
学習方法
AWSは学習環境が充実しており、市販のテキストも多数出版されています。
IT資格の一つ上を目指すにはもってこいの資格と言えるでしょう。
★前段で触れた通り、現在はCLF-C02というバージョンに更新されているため、私はCLF-C02に準じたテキストを選択して学習しています。動画コンテンツについては、当時は旧バージョンのものしか利用できませんでしたが、基本的な学習内容は変わらないため、不足している部分は新しいテキストで補いながら学習を進めました。
AWSトレーニング
AWSでは、充実したトレーニング環境を提供しており、各認定資格に応じたトレーニングメニューが設定されています。無料で受講可能なコースが多数あり、動画、模擬テスト、バーチャル環境など、様々な形式で学習リソースが提供されています。有料のコースも存在しますが、クラウドプラクティショナーの資格取得には無料のだけで十分です。
AWSのトレーニングと認定試験を受けるためには、AWS ビルダー IDの作成が必要です。これは通常のAWSアカウントとは異なりますが、無料で作成可能です。アカウントの作成にはメールアドレスとパスワードの設定が必要ですが、会社のメールアドレスを使用すると後々不便を感じる可能性があるため、個人のメールアドレスの使用をお勧めします。
私自身、理解せずに会社のメールアドレスでアカウントを作成し、そのアカウントで試験を受けてしまいました。結果、資格情報が会社のアカウントに紐付けられてしまいました。個人のメールアドレスで作成したアカウントがあったため、統合が可能か問い合わせたところ、会社を退職する場合に限り統合が可能であるとの回答を得ました。転職を検討している方は、個人アカウントで試験を受けることをお勧めします。
Kindleを活用しよう
AWSトレーニングも受講しましたが、自分の学習能力では十分理解できない部分があったため、他の学習方法を検討しました。たまたまAmazonKindleUnlimitedの無料期間が残っていたので、AWSクラウドプラクティショナーの学習テキストがあるか探してみたところいくつかありましたのでそれらを活用することにしました。Kindleの利点はスマホやタブレット・PCでいつでもどこでも学習できる点。通勤時間などのスキマ時間や受験前の最終確認などに利用できました。無料期間内だったのでテキスト代はかかりませんでした。
動画学習
YouTubeには多くの学習動画が投稿されており、私はAWS資格対策講座というチャネルを活用しました。認定ごと、サービスごとに専用の動画があり、特に理解が難しいサービス内容を繰り返し学ぶのに非常に役立ちました。このチャネルでは、現在CLF-C02に関する動画も公開されています。
その他
私自身は使用していませんが、他の学習方法も紹介します。
◯AWSの無料枠を利用
AWSの無料枠を利用すると、AWSアカウントを作成した後、最大12ヶ月間無料で利用できるサービスがあります。実際に手を動かしてサービスを構築し、体験したい場合には特におすすめです。ただし、無料期間が終了すると有料サービスに移行するため、その点には注意が必要です。
AWS クラウド無料利用枠 | AWS (amazon.com)
◯Udemyを利用する。
Udemyは有料ですが、様々な資格に関するテキストや模擬テストを提供しており、スマートフォン、タブレット、PCでアクセス可能です。スキマ時間を活用して学習するのに適しています。AWSに関連するコースが豊富にあるため、検討する価値はあるでしょう。
オンラインコース - いろんなことを、あなたのペースで | Udemy
まとめ
AWSは、基幹系システムに利用されることが多く、気づかないうちに日常生活の中で使用されていることもあります。現在、AWSは欠かせないクラウドサービスとしての地位を確立しつつあります。
AWSの学習は、クラウドサービスの理解を深めるだけでなく、システムを効率的に運用し、サービスを提供するための方法論を学ぶ機会にもなります。
今回の受験を通じて、クラウドサービスに関する知識が深まり、IT資格としての現在のトレンドであるAWSを取得できたことは自信に繋がりました。
具体的な日程は未定ですが、次にはより上位のアーキテクト資格の取得を目指したいと思います。
IT業界への転職を考えている方々にとっても、AWSは有力な資格であるため、ぜひ検討してみる価値があると思います。
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