日記 日本一接客の悪い店(コンセプトじゃなくて)に行った時の話
今、日本一接客の悪いお店の様子を見てて思ったんだけども、私普通にああいうレベルのお店体験してことあるな、と思ってさ。
そういうコンセプトではなくて、普通に営業してるお店で、まさにそういう感じだったというお話。
それは、場所は新宿。
マッサージ店なんだけど、
ホットペッパーにもちゃんと掲載されてるお店でね、でも激安がコンセプト。
場所がまず探すのが大変で、
なんかもう見るからに怪しい界隈。
怪しい店ばかりの中にあって、
一応辿り着いたは良いものの、
店構えからして、
ここ本当に流行ってんの?みたいな感じ。
だが予約をしたからには勇気を出して、
レッツトライとばかりに入店。
入ると女の子がいまして、
なに、なんかよう?みたいなそもそも、
入ってはいけなかった雰囲気。
そしてそもそも、
日本語が通じないことに気づくわけよ。
その人、中国人なわけよ。
いやでもここ日本よ!
ここ日本で営業してる店よね?!みたいな、
だが問答無用なわけよ。
そこで必死になって、
いえ、わたくし、客でして、的な、
そして遅れて来ちゃったけど、
これ見て!これ!
って必死に携帯見せて、
クーポンクーポン!みたいに、せがむ私。
あ?!あーん、はーん、みたいな、
見るからに疑わしそうな目つき、
まあ、良いや、やってやるよ仕方ねーな的な。
客1人もいなくてさ。
そこで、顎でクイっと、
こっちこいと言われる。
おっかないから、
あい、と、素直に後をついていく。
スリッパとタオルと着替えとかごごとぶん投げられる。
これに着替えて、という意思表示。
あいわかった、と頷く。
そして、カーテンで仕切られたベッドに寝転んで、日本語一切なしで、ジェスチャーのみでマッサージ開始。
いつつつつつつつつつってえ!!!!!!!
ーーーーーーー!!!!!!!!!!!
だが、声には出さない。
声には出さない。
でも心の中では盛大に叫びどおし。
痛い!!!!痛いよう!!!!
女の子にめっちゃバキバキやられる。
女の子小柄なのに容赦ない。凄い。
早くおわんねーかな、と思う。
とにかく凄い。痛い痛すぎる。
女の子、顔は見えないけど、
心なしかなんだか楽しそうに思えるのは気のせいなのか。
一通りマッサージが終わると、
着て来た服に着替える。
そして呆気なく会計で終わりかと思いきや、
ここへ座りな、と、案内される。
なんかよくわかんないけど、座るのか、と思い、顎で使われるがまま、席にちょこんと座る。
すると、ドンッとなんかよくわからないが、冷たいお茶らしきものが置かれた。
ほら、飲みな、的な合図。
お茶が出るのかーーーーー!!!!!!!!
もう、お茶を飲ませていただけるんですか?!こんな待遇なのに、お茶なんかそもそもの出す店なんですか!的な驚きで、唖然茫然。
すると、こちらを見て、
女の子がニコッと笑った。
笑うんだーーーーーーーーーー!!!!!!!この人、笑うことあるんだーーーーーーーー!
思わずこちらもニコ。
そこから沈黙よ沈黙、
わたし中国語喋れないからさ。
でもその中国人の女の子その辺りからはご機嫌でニコニコしてくれて、
面白がって私を眺めるのよ。
なにがそんなに面白いのかわからないけど、
頑張って痛いの必死で我慢したせいなのか、
まあ、飲んでいきなよ、的な感じで、
これ飲んでも大丈夫かな、と思ったけど、
飲んで、無事、会計して帰った。
もう、なんかね、
そういうレベルの接客だと、
もうちょっとしたことが有り難くなってしまって、感動の連続になるわけよ。
お茶いただけるんだーとか、
笑ってくれるんだーとか、
そもそも的なところで驚きの連続で、
それどころじゃないから、
飲んでも味なんかわかんないわけよ、
一生忘れられない経験になったかなあ。
なんか、中国に一日体験して来た感じよ。
中華街じゃなくて、本場の中国ね。
痛かったけど、
センセーショナル過ぎたせいかそこまで嫌いじゃなかったな。
そう言ってなんでも面白がっちゃう癖があるからだろうな。悪い癖だな。
でもホットペッパー見ると、結構常連さんがいるっぽい感じの口コミでした。
でも病みつきになる人がいるのもわかる気がする、感じでした。激安だしね。
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