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結婚ラッシュ


結婚の連絡

先日、高校の同級生から結婚の報告があった。
「おめでとう!」驚きはしたものの、素直にそう言って電話を切った。
それから、結婚に関する小説を読んだり、結婚式のマナーを調べてみるなどして過ごした。

次の週、今度は中学時代の友人から結婚の連絡があった。こんな事があるのか!内心ドキドキしつつ電話は続く。
「そういえば、アイツも結婚したらしいね」
交友関係は広い方ではないので友人の口から結婚している人の名前が次々と上がり、
「え〜」としかリアクションがとれない。
電話が切れた後、僕はものすごい焦りを感じた。

近年の晩婚化、交際経験のない人が増えているなんて記事を見て少し安心していた。
加えてまだ、結婚する年齢でもないと思っていたので今回の出来事は僕にかなりショックだった。

思い出したように学生時代のLINEグループを見てみると、プロフィールの写真がツーショットになっている人がいる!
中には赤ちゃんの写真に変わっている人もいて、僕はまたショックを受けた。

どうしたいの?

「あなたは、結婚したいですか?」と聞かれたら、
「結婚はしたい。でも今はまだ…」が正直な気持ちになると思う。

ただ、結婚してから具体的にどうしたいかと聞かれたら答えられない、イメージがまるでわいてこない。


うまくいかない人

先週、辻村深月著の「傲慢と善良」を読んだ。婚活について語られる場面が多く、上記の出来事もあってか文章に説得力を感じた。

主人公が結婚相談所を営んでいる婦人に、婚活がうまくいく人とうまくいかない人の差を訪ねた時の返答が

うまくいくのは、自分が欲しいものがちゃんとわかっている人です。自分の生活を今後どうしていきたいかが見えている人。ビジョンのある人。

「傲慢と善良」 129ページ

この通りなら、僕はまさに婚活がうまくいかない人に当てはまっている。自分がどうしたいのかが分からないし将来に対するビジョンが明確でない。


うまくいく人

逆にうまくいく人はどうだろう?
職場にいる仕事の出来る先輩、学生時代の成績良かった友人、自分の想像した「うまくいく人」はもれなく一本筋が通った生き方をしている気がする。少なくとも自分が何をしたいか分かっていた気がする。

こうしてみると婚活に限らず人生においてもビジョンのある人は強い。
明確な目的があるためブレない。自分に何が必要か逆算して考えられるから成長も早い。
成果が自身に繋がり、周りから魅力的に見えるだろう。

自分とは真逆だ、書いてて悲しくなってきた…

これから

結婚についてのあれこれが巡り巡って、自己理解が大事!なんて話になってしまった。
これも全部、結婚とは何かを理解していないことによるものだと感じている。分からないことは詳しく書けない。

だから今できる事は自分のビジョンを持つことしかないのではないか?
実際、人生の方向性を自分で決めることができたら楽しいだろう。

ビジョンなんてすぐには浮かばないけど、少し考えてみようかな。

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