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フィジー・ビチレブ島を回る出張中に気づいた、フィジーの人の素敵な部分

日本人はとてもよく働くと言われたり聞いた経験がある人は多いと思います。私もそうだと思っています。私はフィジーに来て、「フィジーにはフィジータイムがある。(ゆったりしてる)」「フィジーの人は仕事も日本ほどの速さでは進まない」と聞いていました。実際、同僚と働き始めて感じることは、フィジーの人も働くんだな、ということです。少なくとも私の周りの人は。

先週、1週間かけてフィジー1大きいビチレブ島をぐるっと一周周り、僻地や普段充分なサービスを受けることが出来ていない子供達に車椅子をはじめとする移動支援具を配る活動を同僚達と行ってきました。フィジーという国は、色々な国からの支援で成り立っている側面を持っていると私は感じています。今回のこの活動で使われた車椅子や支援具は全てオーストラリアやニュージーランドをはじめとする近隣の先進国からの寄付で全て届いているそうです。また、基本的にフィジーでの医療費はリハビリも含め無料だそうです。

月曜日の早朝に車でピックアップしてもらい、毎日8時からお昼休憩無しで動き、土曜日の昼過ぎに帰ってくるという長期戦の旅でした。
私は(ボランティアできてるけど、) 開始時間を気にして、終了時間を気にしていました。
もちろん、フィジーの人たちも疲れたら疲れてる。だけどできることは精一杯やる。残業なんて考えは、あるのかもしれないけど日本ほど感じません。(残業代は出ないらしい…)

働く目的が「子供達が笑顔になってくれたらそれがゴール」と笑顔で言っていました。就業時間が過ぎようとも構わずに。かわりに、開始時間も焦らせる誰かがいないと時間は過ぎちゃうけれど。笑
私の同僚たちは、仕事がお金だけのためじゃなく、働くことを目標に仕事してるのでもなく、誰かのために自分がやるべきことをやってるんだな、ととても強く感じました。
そして1日の仕事が全て終わった時にはみんなで「今日もみんなありがとうー! おかげで終わったよー!」 とハイタッチをし、称え合う姿がありました。

この働き方が良いか悪いかはなんとも言えません。しかし、私は日本で同じような事ができていただろうか? 日本では感じなかった豊かさをここで気づく瞬間があります。
そしてきっと良くも悪くもこちらの人は時間を気にしすぎていないのだなと感じます。

次回はこの出張で感じた、少しネガティブな事を残そうと思います。

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