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晴れのち曇り時々虹

〈はじめに〉
この記事は2022年の4~5月、就活をしていた時期に書きました。
年末にPCのデータを整理していたら見つけたのですが、せっかくなのでそのままアップします。


いつものM!LK再生リストではなく、久々にJuvenilizm-青春主義-を通しで聴いていたら気持ちが高まっていき、その中でも特に好きな曲について言語化したくなってしまいました。
(自分の思ったことは何でも言語化しないと気が済まない、という就活生としては非常に大助かりな体質を持って生まれたことに感謝です。)
 
どのグループに関しても、一番最初に聴いたアルバムへの思い入れが特に強くなります。
M!LKの場合は、それが「Juvenilizm-青春主義-」でした。
フォロワーさんから「5人になってから最初のアルバムなんだよ!」と教えてもらい、よく分からないけど、大変なことが色々あった後の再出発なんだろうな、と想像しながらYouTube Musicを再生したことを覚えています。「大変なことが色々あった」どころの騒ぎではないけれども。
 
メンバーの名前だって覚えきれてない、顔の見分けがギリギリつくといった段階で聴いたのですが、このアルバムが私にすごく刺さったんですよね。
当時の私は「げんじぶ」を中心に聴いており、クールでどこか退廃的な彼らの雰囲気が体に馴染み切っていました。

が、M!LKは。げんじぶと真逆。どこまでも熱いし、ハッピーオーラが全開。苦しいこと、辛いことも全部飲み込んで、それでも前に進む。
少年マンガの世界じゃん。最高じゃん。就活がそろそろ始まるなあ、嫌だなあと思っていた私は、彼らの楽曲にすごく元気を貰いました。
 
数少ない知っている曲「Winding Road」が収録されているという理由で「Juvenilizm-青春主義-」を聴き始めます。アルバムの曲が全てYouTubeに公開されているので、気軽に聴くことができました。曲の合間に入るポエトリーリーディングが、アルバム全体の世界観を映画っぽくしている。再生される曲が次々と強烈な印象を残していく。何だ何だ、このアルバムは。
「ERA」や「Don’t think,Jump!」など好きな曲は山ほどある、というか、全曲大好きなのですが、その中でもアルバム前半部分に収録されている、「晴れのち曇り時々虹」が好きです。当時はメンバーの名前を全員言えるかも怪しかったのでユニット曲という概念も無かったのですが、実際はYJコンビによるユニット曲です。後の推しです。そりゃ好きです。
当時の私は「何か人数少ない気がするけど、皆歌が上手いな~」くらいの認識でした。そりゃ、当たり前だわ。てか全員歌上手い。
 
 
 私、基本的にバラードとかに苦手意識があるのですが、この曲は歌詞が好きで。
 
「流行なんてどこ吹く風の 僕のままでいいかい
 ほら いつだって世界は君のもの」
 
「どうしようもないこの時間を無駄だって言うのなら
 正しいその意味を教えてよ
 踏み出した道が間違いでも きっとまだ大丈夫さ
 間に合うはず 僕ら望むなら どんな明日も来るよ」
 
ここが特に好きです。
 
コロナのせいで思っていた通りに進まない学生生活とか。
まだ何も始まってないのに既に先が見えない就活とか。
将来どうするよ、という漠然とした不安とか。
とにかく、「間違えてはいけない」と思っていました。
皆にちゃんと着いていかないと。
選択を間違えたらだめだ、終わりだ、と思っていたんです。
 
だからこそ。
「きっとまだ大丈夫さ 間に合うはず 僕ら望むなら どんな明日も来るよ」だったり、
「背負わされた未来をせーので投げ飛ばそう 君だけの本当を」といった歌詞がスッと胸に入ってきて、安心したというか。
「何だ、私、大丈夫じゃん」と思えたんですよね。
多分。自分とすごく歳が近い人が歌っていたというのもある。
 
(M!LKと私、小学校に通っていた時期が全員被っています。同い年の人もいてすごく親近感があるし、「子どもの頃に流行った懐かしいもの」の話題になると「知ってる!!それ私もやってた!」と嬉しくなります。
歳が離れた人にこの歌詞を歌われてもあんまり刺さらなかったかもしれない。笑)
 
 
文字に起こしてみると薄っぺらく聞こえるかもしれませんが。
当時の私は救われました。
できることなら。当時の私のところに行って。「この曲歌ってるの推しだよ」って伝えたいですね。笑
「4年生の私も彼らに元気を貰ってるよ、大丈夫、頑張ってるよ」って言ってあげたいです。
今も正直不安なことしかありません。
お祈りメールはもう見たくないし、面接だってもうやりたくないし、友達はどんどん就活を終えて自由の身になっていくし。(これは仕方ない。受けている業界が違うんだもの)
一向に恋人はできないし、若い時間をすごく無駄にしているのでは?と。
充実している友達を見て自分と比べて、さらに自己嫌悪に陥ることだって沢山あります。
私ってこのままで大丈夫なのかな、人生やっていけるのかなって、不安になって、夜中に泣いたことも何度もあります。
でも。
きっとまだ大丈夫。
私が望むのであれば。
どんな明日も来る。
そう信じていきたいです。
 
さあ、私はこれからどこに行こうか。

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