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「推し疲れ」で病みまくった話

こんにちは、絢です。

ジャニオタ出身で、現在はスターダストプロモーション所属のアイドルグループ「M!LK」を応援しています。
 
次の現場まで数カ月あるので、今はセットリストの予想でもして楽しもうかな…と考えているところです。コンセプトが自分の好みに刺さってて、とにかく楽しみ。
 
さて。
 
去年の秋頃から「推し疲れ」というワードをよく聞くようになりました。
今回は自分が「推し疲れ」状態になってしまった時のことを書きたいと思います。
毎回noteの冒頭でも書いていますが、私はジャニオタからスタダオタクへと転生し、M!LKの沼にどっぷりと浸かった状態です。
曲を聴き始めてから2年、本格的に推し始めてから1年なので、まだまだ新規ハイ状態が続いています。

私が「推し疲れ」を発症したのは丁度昨年の秋頃。
新曲のリリース・小出しに情報解禁される特典会やイベント・グッズ・ライブツアー・推しの生誕祭・次のライブツアー…と立て続けに発表される現場。さらに有料配信…とにかく出費が重なる時期でした。

全てまともに購入していたら、大学生のバイト代なんてすぐにスッカラカンになってしまいます。自分の自由になるお金を全てオタ活に使えるわけでもありませんし…

最初は自分の中で上手く取捨選択をし、「本当に自分が欲しいものだけを買おう」と思えていた記憶があります。

しかし。
自他ともに認めるオタク気質(のめり込みやすい)&人と比べてしまう性質
のおかげで、私は徐々に病み期に突入していくわけです。

ライブツアー開催から新曲のプロモーション期間が連続していたこともあって、SNSを開けば自分が購入できなかった有料配信の感想が溢れかえり、自分が行けなかった現場のレポが流れて来る毎日。(投稿してる方々は何も悪くないです。私の問題です)
1番病んだのは「CDを積む・積まない問題」でした。
元々ジャニオタだったこともあり、「CDを積む」という文化とは殆ど縁が無かった私。(J界隈でも「追い○○」っていってCDを追加購入することはありますが)
全形態を1枚ずつ買う、それが出来なかったら1形態だけ買うことで満足していました。
しかし、それで満足できないのが今の界隈。
新曲のリリースに伴ってオンライン&対面での特典会が行われるので、そのために何枚もCDを購入する人に沢山出会いました。
自分と同世代の人もいましたし、もっと年下の中高生もいました。
ここまで書くと、
「自分が話せなかった時に推しと話した同担が羨ましいんでしょう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の場合は少し違います。
「CDを沢山買って、M!LKの売り上げに貢献出来なかった自分」に病んでしまったのです。
また、「特定のファンが羨ましい」というよりは、接触イベントがあるのに1度も参加したことが無かった自分へのコンプレックスが強かったです。
子供の時の「皆やってるのに!!」という感情が近いでしょうか。
皆から幸せなレポを聞かせてもらえるのに、私からは何も発信することができなくて申し訳なかったです。何だか、お金を使わずに幸せな部分だけつまみ食いしているみたいで。
勿論、メンバー・ファンの人からも「CDを沢山買って欲しい」とは言われたことがありません。
でも、沢山購入して1枚でも多くCDが売れた方が良い、なんてことは明らかです。
「他のファンの人は1人で何枚もCDを買って推しのために頑張っているのに、私は何をやっているんだろう…」
楽しいはずの新曲プロモーション期間中に、病み期突入です。
「いや、もっとバイト頑張りなさいよ」「オタ活以外のことを切り詰めれば沢山CD買えたんじゃないの?」というツッコミを頂いてしまいそうですが、
当時の私は「推しのために金銭的な貢献ができない」という悩みから発展して、
「お金もちゃんと出さずにtiktokとかYouTubeみたいな無料コンテンツだけ楽しむのって…それってファンと呼べるのだろうか…」という段階にまで病み切ってしまったので、何も考えられない状態でした。完全に無銭でやっているわけではなくて、FCに入ったりグッズを買ったりしていたのに「他のファンと同じだけのCDを買うことができない」というだけでここまで病めるなんて、心配すぎる。

「SNSを辞めた方が良い」と散々言われましたが、そうすると推しのインスタライブの告知やラジオの出演情報も入ってこないし、フォロワーさんとも話せなくなるのでSNSからは離れられませんでした。

そんな病み期真っ盛りの私が、どうして「推し疲れ」から抜け出せたのか。
皮肉かもしれませんが、「推しと初めて話すことができたから」なんです。
新曲のプロモーション期間中ということで1形態だけCDを購入していたのですが、何とオンライン特典会の枠を勝ち取ることができました。
この時点で「推しと話したことがない」というコンプレックスが解消され、「特典会レポを聞くだけ聞いておいて自分はお金を使っていない」という申し訳なさからも少しだけ解放されました。やっと他のファンの人たちと同じ土俵に上がれたというか。(1回しか参加していないのに、おこがましい話ではあるけど)
今思うと抜け出し方のベクトルが病んでいる気もしますが、この経験によって「まぁ推しと話せたし…」という心の余裕が生まれ、「無理をしてでもCDを買わなくては」という病み期からは脱することができました。
推し活が原因で病んでいたのに、推し活のおかげで病み期を抜け出す…
根本的に解決したとは言えない…
我ながら意味不明…

ともかく、人と比べてしまうタイプの私は「他のファンの人と同じ経験ができた」ということで病まなくなりました。
遠征のために全国を飛び回っている人を見ると「いいなぁ」と思うことはありますが、「私は遠征できない…お金使ってない…ファン失格だ…」とは思いません。
私はご縁があった現場に行ければそれで満足。そう思うようにしています。
推し活はあくまで「日常生活にささやかな楽しみをもたらしてくれるもの」。
自分の余裕を失って追い詰められた状態での行動は、本来の意味での「推し活」とは言えないかもしれません。

そのことを心に留め置きながら、アイドルオタク人生を楽しんでいきたいと思った出来事でした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。


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