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トンチキ読書感想文「正義と微笑」 本を読むって難しい!               

こんばんは。

台風が近づいているようです。
みなさまお気をつけください。

災害は甘く見ると怖いですからね、私も用心したいと思います。

と言っても、私が住んでいる地域は台風の影響を受けにくい場所なので、他人事のようにニュースを見ています。対岸の火事、よくないです。



「対岸の火事」 最近覚えたことわざなので、無理やり使いました。
ローマ字を覚えたての頃、母にローマ字のみで書いた手紙を渡したことを思い出しました。可愛いですね。




今日は、本を読むのって難しい!というテーマです。


ちなみに私は、後ろのあとがきや解説から読みます。
本は後ろから読むと良いという情報を見てからそうしています。
単純ですね。


先日、とある本を読み終わりました。

そして、全部読み終わった後、ネットで解説や感想を探しました。

私は自分の読解力に自信がないので、本を読み終わった後は他者の意見を参考にしています。
また、疑問に思う部分を解決するため、自分の納得できる考察を探します。




自分の考察が曖昧なものであっても、基本的にはその方向性とネットで見る意見の方向性は大きく変わりません。
自分の考察に、他者の力を借りて肉付けしていくような感覚です。


しかし、先日読んだ本は違いました。

自分の読解力の低さに驚きました。


読んだのは、太宰治作「正義と微笑」です。

太宰治の作品は「人間失格」しか読んだことがなかったので、2冊目でした。


読み終わってすぐ、

主人公を反面教師にするような、
主人公の言動や考えから、自分の欠点を見つめ直すような

そんなお話だと思ったんです。


でも、違っていました。



レビューを見ると、
「明るく、希望に満ちた作品」
「青春小説」
「少年の成長物語」
といった言葉が多くありました。


暗い話じゃないんだ!とびっくり

自分の「太宰治」への色眼鏡にもびっくり


どうやら主人公の「進」は、明るい人物らしいです。
これは、私の偏った見方が悪いと思うんですが、
太宰治作品の主人公=暗い

と思い込んでいたんですよね。

でも確かに、よく考えれば、進は暗くないですね。
人を見下す節や捻くれてるところはありますが、
社交的だし、行動的だし。



序盤では大学受験に向けてが書かれているんですが、進さん、あまり真面目に取り組まないんですよ。

日記の中から、怠惰的な様子が読み取れます。


私と一緒だ!と思いました。
やるべきことに取り掛からず、時間だけがすぎている様子に。

でも、違ったんです。
話の中盤から進は俳優という夢を持って、その夢を叶えるために邁進していくんですが、
そのフェーズでは、しっかりと行動し、自分なりに考え、成功を掴んでいくんですよね。


なんで進が怠惰的だったかというと、「自分のやりたいこと」とは異なっていたからなんですよね。


ごめんよ進。私と一緒だ!は失礼でした。





でも、この最終的な私の理解も、大きく的外れな気もします。
とにかく読解力には自信がありません。
なので、お子さんの読書感想文を見るくらいの暖かい目でご覧いただけますよう、お願いします。


文学の読み方に正解はないですからね。読み手によって受け取り方が異なることは間違いじゃないです。
と、自分を正当化しつつ、おやすみなさい。





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