子どもを持つつもりのなかった過去の私へ

私は子どもが欲しい、結婚したいと思ったことがありません。
小さい頃は「将来の夢はお嫁さん!」みたいなことを言っていた気がしないこともないので、厳密に言うと”思ったことがない”というのは間違いなのでしょうが。
少なくとも、記憶にある限りでは思ったことがありません。
スタンスは”結婚は積極的にはしたくない、出産はしたくない"でした。
積極的には、というのはその時したいと思えばするし、したいと思うことがなければ一生しない、というものでした。

そんな私も色々とありまして、結婚・出産をしてます。
個人的な感想としては、結婚はさして私の人生観に影響を与えませんでしたが、出産はめちゃくちゃ影響を与えました。
(結婚後しばらくは仕事も家事も完璧な妻を目指そうとしてメンタル的にかなり良くない状態にはなりましたが)
もう出産前の私には一生戻れないですね。
「仕事楽しい!え?宝くじあたったら?絶対仕事は辞めない!!!」
→「仕事?辞められるなら辞めたい。宝くじあたったら?そりゃ辞めますね。」
くらい違うので。少なくとも今の職場は速攻で辞めてますね。
まあパートで働くくらいはしてるかもですが。
そのくらい、思った100万倍は子どもが可愛くて、小憎たらしいのです。
成長を見逃していることが惜しくてたまらないほどに。

もし過去の子どもを持つつもりのなかった私に声をかけるとしたら何を言おうか?という妄想を時々してます。
「なんとでもなるよ」「子どもはすごく可愛いよ、憎たらしいところもあるけどね」「思っているほどつらくはないよ」・・・
言いたいことはたくさんあるけれど、1つだけ声をかけるなら「私は今の私がそんなに嫌いじゃないよ」でしょうか。
前の私と今の私、どちらの方が好きか?というと悩ましいところです。
ただ少なくとも、今の私も嫌いじゃないです。どちらも良いところ悪いところある。
私はとある時期の私がすごく嫌いなんです。
その時期は自己肯定感もめちゃくちゃ低くて、暗黒期といっていいくらい、何もかもが上手くいかないと感じていました。
色々あってふっきれてからは次第に「今の私は嫌いじゃない」と思えるようになり、自己肯定感も上昇してきた気がしてます。
なので、個人的に自分が自分を好きかどうか、というか嫌いかどうかを重要視しています。
きっと声をかけるなら自分が好きかどうかを言うと思います。
皆さんならなんと声をかけるのでしょうか?

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