【ChiroのNZ進学】ニュージーランドのアルバイト〜ぶどう畑で働く。〜
intro
先日誕生日を迎えました。
なんと21歳。
やば、なんか文字で見ると
年齢という時間が過ぎていることをひしひしと感じる。
高校卒業したてでアジア学院に行ったときは、
「18歳ですっ!!!」
て感じで、ちっちゃいツが入っていたわ。
というわけで21歳のchiroもどうぞよろしくお願いします。
お祝いしてくださった方本当にありがとうございます。
本編です。
ニュージーランドのアルバイト事情。
冬の間からアルバイトを探していましたが、需要不足によりなかなか仕事を得られず。
9月ごろに、友人の紹介でRossendale という
大学があるLincolnから10キロくらいのワイナリーで
夏の間仕事ができることになりまして
はや2ヶ月超。
先月から働き始めました。
Rossendale Wineについて
Rossendale Wineはニュージーランドは南島
クライストチャーチから南に15分ほど車を走らせた場所にある
ぶどうの栽培、ワインを製造・販売している会社になります。
住所はTaitapuという町の名前ではあるのですが、
実はHalswellとの町境に位置しています。
比較的小さめなワイン会社だと思っておりまして、
Officeで働いているスタッフの方は4名で、
Farmには1人だけ。(、と私)
そして社長室に、BrentとShirleyというプレジデントが
会社を動かしています。
10人にも満たないメンバーしかいないので、
非常に距離感も近く、和やかに働けるとても素敵な場所です。
ワイン用のぶどうが栽培されている敷地面積は、およそ6haで
縦300m、横200mのワイン畑が広がっています。
Rossendaleが持っている品種は、
Pinot Noir ピノノワール
Pinot Gris ピノグリ
Sauvignon Blanc ソーヴィニヨン・ブラン
Chardonnay シャルドネ
の4種類です。(のはずです)
区画ごとに品種が異なり、またぶどうの木の年数も異なるので
非常に興味深い次第です。
ですが、いまいち何が何か、よく理解できてもいない。
積極的に質問していきます。
仕事内容
現在(11~12月)の主な仕事内容は、2つになります。
1. Shoot thinning 摘心
ぶどうの生育と、風通しを良くするために
必要のない枝を取り除く作業になります。
写真1ように生い茂った状態から、必要のない枝を取り除くことで
写真2のような状態にします。
こうすることによってクラウンと呼ばれる中心が
より風が通り、湿気がたまらず良い状態をキープすることができます。
2. Wire Lifting ワイヤーリフティング
ぶどうの木の生育方向を矯正するために、ワイヤーで枝を抑える仕事になります。
日本語が下手すぎて、仕事内容を言語化できていませんが
百聞は一見にしかず。
写真を見せてご説明します。
まず、ぶどうの木はこのように等間隔に植えられており
約6本ごとに柱が備え付けられています。
そして、この柱にワイヤーが引っ掛けられるようになっており
柱間のワイヤーのテンションを保つことができるのです。
ワイヤーは、手前と奥側にそれぞれ3本づつ設置されています。
ぶどうの木の生育のスピードの合わせて、
まだ小さい時は一番したの1本目を。
ぐんぐんと成長してきたら2本目3本目
という次第にワイヤーを設置するのです。
上の写真の、一番手前の列が非常にわかりやすい。
左側のブドウの方が右側に比べて成長していますね。
右側はまだ2本目のワイヤーを引っ掛けられるほど成長していない。
ので、かける意味がない。からかけない。 といった次第です。
さて、そもそも何でワイヤーをかける必要があるのか???
ブドウの木は皆さんが思っている3倍ほど成長のスピードが速いです。
ボスが言うには、1日で数センチほど伸びることも。
そのため、グングンと伸び、1メートルに達した枝たちは
支えなしではまっすぐを保つことはできません。
ある枝は、自分の重さでたれてしまい、
またある枝は、「あぁこの枝彷徨いながら成長しているんだなぁ」
みたいな見た目になります。
だからワイヤーを張るのです。
プロレスのリングにロープがないと、プロレスラーは吹っ飛んでいってしまいます。それと一緒です(?)。
今日撮った写真になります。
ちょっとこの写真では見づらいかもですが、
どことなく、スッキリしてますよね。
こちらの写真はどうでしょうか。
ピッタとしてますねー。
こっちの方がわかりやすい。
本当にワイヤーを張らないと、1枚目の右側のような状態になってしまい
多くのブドウの枝が折れたり、除草用のトラクターが入れなかったり
とにかくあんまりいい状態ではありません。
だからワイヤーを張ります。
これをただひたすらに、往復しながらやります。
多い日では1日に10キロほど歩くほどです。
規模的にはおそらく小中規模になるとは勝手に思っているのですが、
それを、ボスと私だけで管理するのはちょっと厳しいワ。
何かをスプレーするときや列間の除草・トリミングなどは機械を使って行うのですが、
その他の仕事は、基本的に手作業になるため
非常に時間も労力もかかります。
早く新しいアルバイトさんが入るといいなぁ
仕事のお金と時間
今のシフトは
月曜から金曜の8時17時
のフルタイムで仕事をしております。
30分のランチ時間に加えて
10時から20分くらいのモーニングティーの時間あり
15時にも「どんなに忙しくても、必ず戻ってきて休憩してね」
と言ってくれる、非常にアットホームで優しい職場です。
休憩時間は30分で書いていい感じらしいので、
実働は8.5時間で記入しております。
ということで、時給23ドル×8.5時間×税金15%を計算すると、、
1日166ドルになります。
日本円に換算すると1.5万弱。
(実際はholiday中はさらに+8%上乗せされます。)
週に約900ドル。
月だと3600ドル。
これまでの時給から鑑みても、そうですね約2倍近く。
もちろんこんなにもらえるのは素晴らしい条件が整った時くらいでしょうが
これも最低時給ですので伸びしろしかありません。
目指せ給料アップ!
金を貯めて、自立するんだ!!!
outro
やはり体力仕事。
雲ひとつない日はそれはそれでちょっとイヤだし
毎日疲れて帰ります。
それでも、いや絶対に一日デスクに座っているより
外で活動することのほうが自分には合っていますし、
自然と共に時間を過ごせるのは、貴重なことです。
ありがたく、けれども無理はせず働いていきたいと思います。
久しぶりに長く書きました。
本日もお付き合いありがとうございました。
それではまた次回の投稿で。
chiro,