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感心した話し

年齢を重ねるにつれ、感心したり、感動したりする事が減ると言いますが、私はそんなことなくて、毎日関心したり、感動してます!

もっとも、物忘れが増えまして、そのせいかも知れません。
しかし、忘れようにも忘れない話がありますので、それを記述します。

横浜の会社に居た頃、会社の先輩は「会社は宗教だ!」という持論をうかがいまして、理由を尋ねたのです。

「会社を信じるから、言う事を聞くんだろ?それで言う事聞いて評価されれば給与等の現世利益が得られる。」
確かに一理ある様に思います??

「来世がどうとか信じるのは結構だが、信じていても食べられないから、信じて食べられる宗派を選ぶのは仕方ない事だ!」
まぁ、先輩も私も同じ会社員ですしね。

「でも、どの宗派に属するかは個人の自由だから、俺たちって幸せだよな?」
???すみません、ちょっと理解できません!

「例えば、釣りをやった事あるか?」
いいえ、やった事ありませんが。

「初心者は近くの乗り合いの釣り船に乗ってやるべきなんだよ」
何故?初心者なのに船に乗っちゃうんですか?
船釣りはある程度の経験が必要じゃないんですか?

「そんなクルーザー貸しきれとか、漁業に携われって言っている訳じゃない。
乗り合いの釣り船だと、船頭(船長)さんがちゃんと潮目や時間を見て、釣れるポイントに連れてってくれるんだよ。
場合によっては、釣りのコツを教わったり出来るから、むしろ素人向けなんだ!」
へぇ~、そうなんですか?
でも、それと会社は関係無いのでは???

「だーかーらー、俺たちサバンナや無人島に一人で居ても食べれないだろ?
同じ様に、社会に出たとしても自分で食べれる様になるには、学習して経験しないといけないんだよ!」
はぁ?

「会社ってところは、そうした人たちに仕事を教え、個人を連携させて食べれるまでにしてくれるんだ!
そのままその会社に残っても良し、得意なスキルを磨いて他社へ行っても良し、更には独立しても良い訳だ!」
なるほど!それは幸せな事ですね!

当時は「24時間働けますか?」が流行語になったくらいで、何を好き好んで満員電車に揺られているんだろうと悩んでましたが、一気に悩みが氷解するくらい感動したのを覚えています。



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