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「親業」との出会い

親業インストラクターの芹澤よしみです。
私が「親業」に出会って3年半が経ちました。
たった3年半、だけどとっても濃い3年半でもありました。

今日は私と「親業」の出会い、そこからの私自身の変化をお伝えしたいと思います。よかったらおつきあいください。


「親業」との出会い

親業との出会いのきっかけは、講座を受講した友人から話を聞いたことです。そのずいぶん前から、彼女に親業の話は聞いていました。けれど「そういうのがあるんだな~」というくらいで、あまり興味を持っていませんでした。でもある時、詳しく話を聞いていると、私が思っていたよりずいぶん具体的なことを学ぶ様子。

「こんなシチュエーションの時、こんな風に言うんだよ。」
「相手を責めずに、言いにくいけど言いたいことを言えるんだよ。」

へ~!と俄然興味が湧きました。
その頃の私は、子育てだけでなく人間関係に非常に息苦しさを感じていました。
自分が人からどう思われているか?まわりからの評価を気にして、そこに自分自身が振り回されていたように思います。それは家族に対しも同じで、子育てが苦しかったのも、まわりが認めてくれるような「いい母親」「いい妻」でなければならないという強い観念があったからだと思います。
子どもに対してもいつもイライラ怒ってばかりで、このままではまずい、子どもの芽を私が潰してしまう、、、と不安でいっぱいでした。

コミュニケーションはスポーツ

そんな私にとって、お互いの関係を壊さずに自分の気持ちを伝える方法を学べる!というのはとても魅力的でした。すぐに講座の受講を決めました。
実際に学びはじめて、親業の方法はとても理論的だと感じました。
何でもまず「型」を知りたいと思う質の私。臨床心理学に基づく理論がきちんとあり、コミュニケーションの方法が具体的で順序立っている親業は、とても分かりやすいと感じました。
初めは、とにかく型通りに実践してみました。型通りやるので、ぎこちないし不自然なところもいっぱいです。でもやっていくうちに、だんだんと自然にできるようになっていくのを感じました。
それはスポーツと似ているな、と思います。テニスも初めは素振りで型を覚えていきます。実際に球を打ちはじめると、素振り通りにはいきません。球に当たらないこともあれば、何とか当てるのでも精一杯。それでも球を打って練習していくと、次第に自然ときれいなフォームで球を打ち返せるようになっていきます。そして練習を重ねると、変化球や打ちにくい球が来ても、思ったところに打ち返せるようになっていき、そして上達していきます。親業のコミュニケーションもまさにそれと同じです。

私と子どもの変化

実践を試みて、まず変化が現れたのは自分自身でした。
親業では、子どもの行動に対して自分が「嫌だな、困ったな」と感じた時、「3部構成のわたしメッセージ」で子どもに働きかけていきます。この「3部構成のわたしメッセージ」は、

①子どもの行動 ②わたしへの具体的な影響 ③わたしの感情

について見ていくのですが、その過程で様々な気づきが起こります。
子どもの行動にいつもイライラしていた私ですが、私をイライラさせていた「子どもの行動」の多くが、実は私に何の影響もなかったことに気がつかされました。子どもにのびのび育って欲しいと思いながら、こんなにも私の価値観でコントロールしようとしていたのだと気がついたのです。まさに衝撃でした。続けるうちにだんだんと自分の気持ちが整理され、イライラすることがどんどん減っていきました。朝から晩まで四六時中イライラしていた私にとって、これは本当に本当に嬉しい変化でした。

子どもにも変化が現れ始めました。
子どもが何か困っている時、怒っている時、モヤモヤしているなという時、親業では「能動的な聞き方」で接していきます。これまた最初はぎこちないのですが、続けるうちに

「いつもだったらもっとグズグズ言うのに、あっさり終わったな~」
「お、自分で考えて結論出したんだ」
「最近いろんな話をしてくれるようになったな~!」

というようなことが増えていきました。
「能動的な聞き方」をすることで、子どもが安心して気持ちを話すことができるようになったのだと思います。そして、話すことに対して私が私の意見や考えを言わないことで、子ども自身で考える力が育っているのだと感じます。

大人同士の人間関係にも変化が

親子間だけでなく、大人同士の人間関係にも変化が現れました。
初めは夫婦間、それから実の母親との関係が大きく変化していきました。
相手も自分も大切にしながら率直に自分を表現する方法を学んだことで、私自身の感じ方や表現方法が変化していったことが大きいと感じています。

そんな変化を感じて、もっと親業のコミュニケーションを学びたい、もっと深めたい、という気持ちが強くなり、インストラクター養成講座を受講。
昨年10月、親業インスタラクターとなりました。
インストラクターとなってみて、親業のコミュニケーションは親子間だけでなく、本当にすべての人間関係に効果的だとあらためて感じています。
インストラクターといえど、腹が立つこともあれば迷うことも多々あります。だけど、それで当たり前。だって人間だもの(笑)!まずは自分の気持ちをごまかさずに正直に感じて、そこからどうコミュニケーションしていくのかが大切だと思っています。

ここから

インストラクターになっても学ぶことは尽きません。ここからまだまだたくさんのことを学び吸収して、みなさんにお届けしていきたいです。
まずは自分から、一歩から♡

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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