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【2023/10】黒川温泉はコンプ欲を刺激する(黒川温泉・阿蘇山一人旅(2/2))


はじめに

これの続きです↓
2日めは阿蘇山登っておしまいです。

起床したのは確か7時位。10時半の九州横断バスに乗るので、目一杯のんびりと出発の準備をします。
朝食との順番があやふやですが、起きてすぐ朝風呂に入った気がします。湯の華の量は昨夜入った貸し切り風呂ほどではありませんでしたが朝風呂にちょうどよいくらいの温度でした。

8:00くらい 朝食

普段の朝食はBASE BREADを牛乳で流し込んでおしまいなもので、これだけ豪華な朝食が出てくるとびっくりしてしまいます。
ソフトドリンクはおかわりして全種飲みました。
10時15分くらいにバス停まで車で送ってくれるとのことなので、10時のチェックアウトぎりぎりまで部屋でゴロゴロし、9時59分くらいに部屋を出ました。
フロントで会計(といっても入湯税の150円だけ)をしている間に、入湯手形を持った日帰りと思われるカップルが訪れてきました。
1泊しただけなのに「急坂を登ってよく来てくれたな。ここの硫黄温泉はいいぞ。しっかり浸かってこい。今度は泊まりで来い。」と謎の上から目線で心の中で彼らに呼びかけていました。

10:35 黒川温泉 発(九州横断バス)

バス停は観光客でごった返していました。ざっと数えて20人は超えていたように思います。バス停の建屋は2つのスペースに真っ二つにわかれており両方とも座るスペースがありましたが、片方のスペースは座面にクモの巣がびっしり張っており、使う人は皆無でした。
一人旅している人はかなり少数派のようでほとんどはグループ客でしたが年齢層は自分と同じくらいのが多く、かつて私が新玉川温泉で体験したような「年寄りの中に自分一人」みたいな状態とは大違いでした。
車ではなくバスを使う層がそうなだけかもしれませんが、昨日街を歩いていたときも温泉地にしては年寄りも家族連れもそんなに多くないなという印象でした。

バスに乗り切れるのか心配なほどでしたが、予約客から優先して乗せてくれましたし、最終的に積み残しなく出発しました。

11:23 阿蘇駅 着

1時間後には阿蘇山上ターミナル行きのバスが出るので、ちょっと早いですが駅に併設されている食堂で昼食にします。

「親子丼」を注文したのですが卵が細かくかき混ぜられており、あまり見ないスタイルの親子丼でした。私の苦手なシメジが入っていることを除けば味は普通でした。
案の定時間が余ったので駅前を散策します。

駅に来た大半の人(特に外国人や家族連れ)はこのウソップ像に吸い寄せられて写真を撮っていました。
なおも時間が余ったので駅の隣にあった道の駅で土産物を買い(帰りに買えばいいのになぜ今買うのか・・・)、阿蘇山上ターミナル行きのバスの待機列が思いの外伸びていたので急いで並びました。

12:25 阿蘇駅 発(阿蘇火口線)

待機列の外国人の割合はたぶん7割を越えていたような気がします。待機中、バス会社の人がアンケート調査でQRコードを書いた紙を渡してきたのですが私もどさくさに紛れて「Thank you」と言われました。

Windows XPぽい草原
白黒のCOOLなカラーリングの馬

13:00 阿蘇山上ターミナル 着

すぐにシャトルバスに乗り継いだのでターミナルの写真は撮れていません。こちらも外国人率がかなーり高かった覚えがあります。

13:10 阿蘇山上ターミナル 発(火口シャトル)

ターミナルから火口までは歩いても25分くらいですが、登りはさすがにしんどそうなのでバスで向かいます。

車内には座席2列分くらいのスペースを謎の機械が陣取っていました。多分換気用の機械だと思います。写真は撮れていませんが荷物棚にはヘルメットがずらりと並んでいました。

13:15 中岳第1火口 着

バスを降りて最短距離で火口が見られる部分では蒸気しか見えませんが、少し右側に移動すればこのように湯溜まりを見ることができます。
年中鼻詰まり気味なのであまり火山の匂いを感じることができなかったのが残念です。

大小様々な大きさの石がそこら中に転がっているためか、このようなロックバランシングもあちこちにありました。
自分も作ってみたかったのですが変な目で見られそうだったのでやめておきました。
火口は思う存分見たので砂千里ヶ浜にも足を伸ばしました。
申し訳程度に砂(火山灰)を固めた現行の遊歩道の隣には湿原によくある木道が建設中で、あと少しで開通といった雰囲気でした。

開けたところに出るとパノラマ写真を撮りたくなる

360度見渡しても緑が一切ないモノクロの世界で、火星ってこんな感じなんだろうかとか思いました。
だいぶ脚がしんどくなってきましたが、ターミナルまでは歩いていくことにしました。

ターミナルへの道でもみつけたロックバランシング

15:33 阿蘇駅 着

予定より一本早い阿蘇火口線に乗ることができたので、もう少しじっくり道の駅を見て回ります。

店内の混雑の割にイートインスペースが空いていたのではしまきをチンして食べつつ、歩き続けてクタクタになった脚を休めました。

1年くらい前に乗りそこねた九州横断特急(上下違うけど)
温泉むすめの小さいボード すぐ後ろに人がいるので撮りにくかった

16:41 阿蘇駅 発(豊肥本線)

なんの変哲もない普通車ですが座席のデザインはサイケデリックでした。

18:15 熊本空港 着

肥後大津駅で無料の空港ライナーに乗り換えて着きました。
昨年は工事中の仮設ターミナルでろくに見て回れなかったので、今回は到着して即保安検査場を通り抜けて色々見て回ることにしました。
ショップの充実ぶりは地方の空港とは思えないレベルでした。外国人観光客が増え続けている上、熊本は半導体バブルに沸いている今日このごろですから当然といえば当然の気もします。

東京でも普通に食べられる桂花ラーメンをなぜか注文し、東京で食べるのと変わらない味を食べ終わったところでちょうど機内への案内が開始されました。

19:05 熊本空港 発(ソラシドエア20便)

出発ロビーでは「大きく揺れることが予想される」と言われていたのでちょっとワクワクしていたのですが全くそんなことはなく、至って安定した飛行でした。
あと、離陸前に機内の照明は暗くなるのはいつも通りなのですが、巡航高度に入っても暗いままで、着陸態勢になったあたりでようやく明るくなったのが謎でした。忘れていたのでしょうか?

まとめ

黒川温泉の旅館壱の井、黒川温泉の中心部からやや離れていて急坂があること以外素晴らしい宿なので、また泊まって入湯手形をためたいと思います。
これまで2回熊本に旅行に来ていますが熊本市内をろくに観光したことが未だに無いので、次来るときは熊本市電とか乗ってちゃんと観光したい、とか言いつつ、南阿蘇鉄道とかに寄り道しそうな気もします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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