日本から脱出して良かったこと
ドイツに移住して良かったなと日々感じることをまとめました。日本サゲではないので悪しからず。
長距離通勤、満員電車から解放
ハンブルクの地下鉄は、朝でも日本の通勤ラッシュのような光景は見られない。人身事故や痴漢もないので、電車が大幅に遅れて職場に遅刻することもない。たまにストライキはあるけど、事前に告知してくるので在宅勤務を選択すればいいだけの話しであって、ホームで無駄に30分以上待つなんてことは無いのである。
また、私は運良くハンブルクの中心部に家を見つけることが出来たので、通勤時間も20分もかからないくらいだ。暖かい季節は家まで歩いて帰ることもしばしば。
30日分の有給(病欠別、休暇の為の有給)
正直これはいちばん大きいメリットだ。日本では、就職したら、有給がミニマムスタートである上、病欠は欠勤と言う扱いになってしまうため、最低限の休みしかとれない。
また、休むという文化自体無く、代打で対応してもらいづらい雰囲気があるので、自分が休む時は業務がそのまま滞ってしまう。(特に若手は先輩に休暇中の代わりを頼むなんてとてもじゃないけど出来ない…)
それに比べこっちでは病欠とは別の完全に休暇のための有給が30日も付与される。また、病気の時は、証明書さえ出せば一ヶ月は給料が100%支給される。正直に言って有給を使いきるのが難しいくらいだ。
また、ハンブルクは空港からも近く(会社から支給されてる乗り放題チケットで行ける範囲にあるし、タクシーでも中心部から20分ほどの距離)、ヨーロッパ中旅行し放題だ。バルセロナやパリ、ロンドンなど日本からは遠い憧れの場所でも、ここからなら飛行機で2時間もあればだいたいどこにでも行ける。これは本当に大きなメリットだと思う。
刺激、日々成長出来てる実感がある。
日本語が通じない環境に身を置くこと=コンフォートゾーンから出ていることになるので、日々刺激しかない。同僚の早いドイツ語が聞き取れない屈辱、自分の言いたいことがうまく説明できない恥ずかしさ、そんな泥臭いことが日常茶飯事なのだ。もちろん大変だが、その分成長に繋がっているという実感があるので、充実感がある。暮らしているだけで、成長して自分に自信がつく。
将来の選択肢が増えた。
正直、目に見えるスキルアップなどはまだないが、海外就職出来たという成功体験が得られたので、自分に自信がついた。海外企業に就職出来たんだから、どこに行っても何でも出来る。そのような自信が得られたことは大きい。
また、ドイツでは5年働けば永住権が得られる。まだ1年も経ってないが、そう遠い未来ではない。もし得ることが出来たら、ヨーロッパどこでも住むことがきる。
結婚のプレッシャーから開放された。
日本は、未だに結婚するのが当たり前という空気がある。親からも度々結婚のプレッシャーをかけられた。ドイツでは、パートナーや子どもがいても結婚という形を選択しない人もいる。結婚して一人前のような空気から開放されて、ストレスが大幅に軽減した。(結婚はしてなくても大半の人はパートナーがいるので、独身パートナー無しだとパーティーに行くときに肩身が狭い…。)
ドイツに移住して良かったことだけを書いたが、もちろんマイナスポイントもあるし、日本の方が良かった点もたくさんある。
どの選択肢を選んでも良いことばかりじゃないので、それは誤解しないでほしい。大切なのは、良いことに目を向けて感謝して日々を生きることだと考える。