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old clothing #1 OLD UNIQLO

おはようございます、或いはこんにちは、また或いはこんばんは。

はじめまして、岡山でオンライン古着屋、古着屋ヤマシタをしております山下です。

文化の文脈、私の心象を描くためにnoteを始めました。


[Introduction]
OLD UNIQLO
2022/12/16


OLD UNIQLO ①

WILD THINGSのモンスターパーカーにも一見伺える、UNIQLOのダウンジャケット

今や知る人ぞいないコンサバティブの系譜をもつファストファッションブランド「UNIQLO」

OLD UNIQLO ②

UNIQLOは1974年から続いており、比較的長い文脈を持つ。
そのためUNIQLOのタグは様々ある

OLD UNIQLO ③

上の画像のような紺タグは90年〜2000年初冬にかけて使用されていたものである。

OLD GAPが流行ったように今少しづつ流行しているOLD UNIQLO - - -

ファッションマガジン『POPEYE』でリバイバルされた「CITY BOY」という言葉。
これは昭和のバブル期に流行した言葉であり、現代の思い描く印象とは差異を持つ。かつては今のようなクールで洗練された機能的かつカジュアル色を滲み出した様相とは反し、小生意気で、余剰なお金をアピールする女の子を引っ掛ける男たちのことを指していた。

それが今やよりクリーンになった「CITY BOY」として、再び隆盛した古着ブームと共にリバイバルした。
その代表ブランドがGAPであり、古着においてはOLD GAPとして流通し始める。
そしてOLD UNIQLOも巻き込まれる木の葉のようにその流れに乗り始めている。

UNIQLOだから、コンサバティブだから、ファストファッションだからとファッションの流行から遠くに位置づけられていたが、古着とのリミックスで旧来の価値を破壊しようとしている。

文化はメインとサブの対立だ。
メインの価値をサブが覆すことで、アール・ヌーヴォーのように新たな文化が生誕する。
私たちは今それを見ているのかもしれない。

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