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バンコクコップンカー

最高だったバンコク

大学のプログラムで1週間ちょっとバンコクで過ごし、今朝帰ってきた。
プログラムは、軸としてsocial innovationやdesign thinkingがありつつ、様々な企業や国際機関を訪問して、自分のキャリアについて考えよう、みたいなものだった。もちろんプログラムからも学びがあったが、プログラム外でもたくさん印象的なことがあったので、ざっくばらんに書いていきたい。
結論から言うと、バンコクは安いし、上手いし、楽しくて最高な都市だったし、たくさんの学びと出会いがある最高な旅だった。

何回飲んだかわからないタイミルクティー。
がちでおいしいし、1杯200円台で飲めるから見つけたら飲んでた。

バンコクはでかい

バンコクは想像以上に大きかった。
プログラムが始まる2日前から前乗りしていたのだが、初日のホテルがなんと1泊600円というbooking.comで一番安かったところ。場所は、有名なお寺とか市場の近くだった。驚いたのが、ありえないぐらいの白人の多さと大麻、笑気ガスに溢れかえってること。初日は、「これがバンコクかぁ」と思った。ちなみに、1泊600円の宿は案の定最悪だった。
でも、初日に感じたバンコクはあくまで一部に過ぎなかった。
後々現地の子に聞いたら、そのエリアは完全に観光地らしく、現地の人はほぼ行かないらしい。物価の安さやご飯のおいしさ、緩さが白人観光客を引き寄せているらしく、老若男女まんべんなく観光客で溢れかえっていた。

エアコンないわ、蚊帳は破れてるわで、灼熱&蚊地獄でまともに寝れなかった。
ネトフリを見て朝が来るのを待った。
チェックインしようとしたら管理人がゲームしてて終わるまで待たされて笑った。

プログラムでの学び

プログラムでは、色んな企業や国際機関にあっちこっち回ってお話を聞いた。中でも印象的だったのが、accenture。他のところは、組織としての目標や取り組みなどについての話が多かった一方、accentureは社員個人の話によりフォーカスが当てられていた。
中でも面白かったのが、農場を作って、そこで子供たちに教育を提供するのが夢だという社員の方の話。
夢と仕事はあんまり結びついているわけではないらしく、はっきり金のために働いていると言っていた。逆にすがすがしかった。夢を軸に生きているらしく、農業関連の法律などを見ながら、今までフィリピン→マレーシア→タイとaccentureのオフィスを異動してきたらしい。
また、彼女は本を読めと言っていた。彼女自身、仕事・夢の実現のためにたくさん本を読んでおり、leaderになりたいならreaderになれとの言葉はだいぶ刺さった。他の人の10年の経験を1週間で経験できるんだから読まない手はない、と。
改めてたくさん本を読もうと思ったし、自分が人生で実現したいことを軸に、住む場所も仕事も考えていきたいと思った。

accentureの社員さんは、夢を持て!金稼げ!自分の人生を生きろ!って感じだった。
日本とはだいぶ雰囲気が違う気がする。

香港と中国

タイで改めて考えさせられたのが香港と中国の関係。

プログラム初日、移動のバスの中で香港の子と喋って仲良くなった。その人がもともとAIESECにいたことなどもわかり色々話が弾んで、香港と中国の話にもなった。そしたら、「前に中国から来た生徒いるからまた後で」とささやかれた。
その日、夜ごはんに誘ってくれて色々香港と中国の話をした。デモの時の話、それを受けて国外の大学に行きたかったけど出願に間に合わなくて香港大に来た話、中国からの圧力をじわじわ感じる話。中でも印象的だったのが、香港人が中国からの圧力や、何も変えることができない無力感に慣れてしまっているという話だった。意外にも簡単に、短い期間で当たり前が変わってしまうこと、そして香港は一見とっても平和だけどそこには妥協があるということを改めて痛感した。

また、逆の視点からの話もある。後述するタイ式BBQで、中国からの大学院生とも香港と中国のことについて話した。
中国からの留学生として、やはり差別は感じるらしい。だから極力広東語を使ってローカルを装って生活していると。また、「香港人は中国人よりも優れている」という風潮があるらしく、それも感じるらしい。
2人で、日本も中国も韓国も台湾も香港も、東アジアは仲が悪くて悲しいよねって話した。こうやって個人レベルでは仲良くできるのになあ。

一番の収穫

今回の旅の一番の収穫は、圧倒的にヒトだ。

まずは、プログラム中ほぼずっと一緒にいたAfiyaとSamantha。
2人ともイギリスからの交換留学生で、交換留学生同士ですぐに仲良くなった。Samanthaが親御さんの仕事の影響で長い間バンコクに住んでいたので、毎晩マーケットとかモールとかに連れ出してくれた。
前書いた気がするけど、香港ではTaiseiである前にJapaneseとして見られるので、自分を見てもらえてない気がするし、深い仲になりにくい気がする。でも、2人はTaiseiとして見てくれてる気がして、なんだか嬉しかった。英語で話してて大爆笑することなんてそんなにないけど、2人といると何回も大爆笑できた。
あと、改めてもっと英語上手くなりたいと思った。2人が言ってることはほぼ理解できるし、自分が言ってることもほぼ理解してもらえる。でも、特に発音なのだが自分の英語に自信があるわけではないので、話す量はそこまで多くないし(実際、最終日に暇だったからお互いについて思ったこと言い合おうぜみたいになって、Samanthaに"You are quiet in a good way"って言われた。2人がうるさいのもあるけど絶対)、もっと流暢に英語が使えればもっと楽しいだろうなと思った。発音頑張ろう。
2人とも1年間香港にいるからこれからも長い付き合いになればいいなあ。

ナイトマーケットにあったプリクラみたいなやつ。
トゥクトゥクにも何回か乗った。
あと船も。

あとは、現地の学生のFamous(嘘みたいな名前)とEnya。
二人はチュラロンコン大学の生徒で、プログラムにちょくちょく参加してた。そして、今まで見たどのカップルよりも素敵だった。二人ともめっちゃ優しくて、ずーっとジョークを言い合ってる。し、美男美女。
プログラム最終日の夜、Afiyaは疲れたから家で寝るわってなって、Samanthaは香港から会いに来た彼氏と遊びに行くわで暇してたら、ご飯に誘ってくれた。タイ式のBBQに行って、そのあとはスイーツを食べに行った。Famousは中国の親戚もいるタイ人(タイ人の4割は中国ミックスらしい)で、Enyaはルーマニア生まれだけど、ドイツの学校に行ってたり、アメリカに住んでたことがあったり、親戚に色んな国籍の人がいたりで、中国から来た大学院生と一緒にいったので、めちゃめちゃグローバルな食事会だった。ルーマニアのドラキュラの話、タイの水祭の話、中国の天安門事件の話とかどれもすごく興味深くて、終始「ほぉ~~」って感じだった。
バンコク最後の夜には、Famousの寮でご飯を食べてナイトプールを楽しんだ。ギリギリの時間まで遊んで、タクシーで空港に向かった最終日はとっても楽しかった。ちなみにバンコクのタクシーはすごい安くてプログラム中何度もお世話になった。

タイ式のBBQ。おいしかった。
タイ料理は日本人の口にめっちゃ合う気がする
マーケットでタイっぽいズボンを買ってナイトプールに参戦した。
寮とは思えないほどきれいでほぼ高級ホテルだった。
おじいちゃんみたいな体どうにかしないと。

また日常へ

バンコクではたくさん学んで、経験して、出会って濃い時間を過ごせた。とっても楽しくて、帰るのが悲しかった。一方で、自分にとって香港がhomeになってる感覚も感じた。
タイマッサージを3回もしたし、心も体もリフレッシュできたので、改めて香港で地に足着けて頑張ります。
みんな一緒にバンコク行こうね。でもその前に香港来てね。

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