ストーカー物語 第三十話

各々のその後

あの事桜は命には別条は無かったが肛門裂傷、肛門括約筋断裂の重症だった。
今後桜は一生人工肛門となってしまった。
膣括約筋も断裂こそしていないものの伸びきっており元に戻す事はできないそうだ。
それて皆腹水が溜まったと思っていたが実は妊娠中だった。妊娠8ヶ月だった。胎児のDNAを調べるとやはり父親は俺だった。しかも既に堕胎不可能な月数で桜は望まぬ出産を余儀なくされた。
事件の異常性もありマスコミは連日の様に俺の事を顔写真付きで報道した。
更に弟は今迄に新鋭企業のやり手社長としてマスコミに取り上げられてきたがこの事件が明るみに出ると鬼畜の弟としてバッシングされた。龍二の妻梅野さんも同病院に同時期に勤務していた事から世間の批判を浴びた。
この事実を知った桜の両親は当然激怒。
この時初めて知ったが彼女の父親は弟龍二の(株)山科鉄工所と資本提携をした(株)MFHの鈴木社長だった。よくある苗字なのでまさかこんな関連があるかのは俺にとって計算外だ…しかも龍二の妻は同病院に勤務していた事も知っていたため鈴木社長の怒りは弟夫婦にまで飛火した。
翌日の新聞に(株)MFHは(株)山科鉄工所の経営権取得のため発行済株式の過半数の取得を停止条件に公開買付を行う。と敵対買収をする旨の記事が載っていたそうだ。
東証1部上場の大企業MFHは無借金経営でキャッシュはあり余っている。
対して山科鉄工所は新興市場に上場してまも無い上場企業としては小型で金融機関からの借入もありあっという間に買収され龍二は経営陣から外され失業した。

※この話はフィクションです。実在の人物団体とは関係ありません。

第三十話に続く件で俺は懲役18年の実刑判決を下され刑務所で服役中だった。
正直こんな形になるとは思わなかったがヤ○ザから追われる事がないのでちょっとほっとしていた。
そんな時に龍二が面会に来てくれて近況を知らせてくれた。
翌年から鈴木社長からの大学への寄付金は当然に無くなった。
師長は監督責任を問われ同大学病院系列の僻地の病院に平看護師として左遷された。
桜はお腹の子が逆子で帝王切開で子供を出産、子供は乳児院に入れられた。その後子供は特別養子縁組され子供に恵まれなかった養父母に大切に育てられているそうだ。
若くして人工肛門にされ望まぬ出産で帝王切開の跡まで残り俺への怒りは相当なものだった。裁判中私は10代にしてこの様な状況に陥り普通の生活や結婚等色々諦めなければならなくなりました被告人には死を持って償って貰いたいと涙を流しながら証言していた。
桜は自分の人生に悲観し高校にも復学しないで家に引き篭っているそうだ。
前述の通り弟龍二は(株)山科鉄工所の経営陣から外され失業した。
失業したとは言え大株主ではある為配当金を貰い当初は生活には苦労していなかった。しかしMFHもリーズナブルな価格帯の家具を扱う会社に徐々に市場から駆逐され3年連続で赤字決算となり上場廃止となった。業積回復の目処も立たず無借金経営を諦め融資を受けたがその支払いも滞り銀行管理になってしまったそうだ。龍二は生活に困窮し今は非正規雇用で工場で働いているそうだ。
親父は桜への謝罪として生命保険の受取人を桜に変更して首を吊って亡くなったそうだ。
母親はあの事件後、気がふれて精神病院に長期入院したが自分が何をしているのかも分からない程精神を病んでしまい階段から転落死したそうだ。。
肝心な梅野さんだが事件発覚当時妊娠2ヶ月だったそうだ。両家共に初孫と言う事で楽しみにしていたそうだがこの事件があり高校教師をしていた梅野さんの両親から堕ろして離婚する様に促されたそうだ。
梅野さんは龍二の事を心から愛していた為非常に苦悩したそうだ。
そんな時に俺がクラウド上に保存した梅野さんのオ○ニー動画や放尿動画が流出した。
アカウント名苗字と生年月日、パスワード名前と生年月日という安易なアカウント名パスワードを使用したせいだ。
結果俺が盗撮していた事がバレた。
桜の事件と梅野さん自身のオ○ニー動画が出回ってしまい削除依頼してもまた別の所からアップされてしまい、今では超有名無修正エロ動画として広がってしまい精神を病み結局流産してさまったとの事。
梅野さんは二度と子供を産めない身体になってしまったとの事。
結局この件が引金となって梅野さんと龍二は離婚した。それから梅野さんは鬱病になってしまい仕事はおろか日常生活もままならず障害年金を貰いヘルパーさんに助けて貰いながら暮らしているらしい。
因みに動画は桜の極太バイブ動画や山川のオ○ニー、ハメ撮り、極太バイブプレーがクラウド上に保管されていたが全て流出している。
弟の龍二も兄弟としての縁は切らせてもらうと言われそのまま退室した。
俺は刑期が終わるまで性犯罪者として服役中も他の受刑者から迫害された。
因みに刑務所は個室ではなく数人同じ部屋でプライベートはない自殺させない為にトイレに衝立すらない。シコる時は糞をしてるフリしてシコるのだがそう言った場合は同室の受刑者は雰囲気で察して見ないフリをするのだが性犯罪者である俺はシコろうとすると他の受刑者が覗きにきた。俺の唯一の楽しみシコる事すらここではできずに時折夢精した。

出所が決まった時、俺は梅野さんを傷つけてしまった事の謝罪と今後は責任を取って梅野さんと結婚しようと考えている事を手紙を書いて送った。
実家に戻っているそうで実家の住所ならうちの実家に毎年来ていた年賀状でチェック済だ。

※この話はフィクションです。実在する人物団体とは関係ありません。

第三十一話に続く

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