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ヘラルボニーアートコレクションで感じたこと

どうも!
ポジティブ心理学のインストラクター
しゃいにーです。

自己否定をやめて、もっと楽に、心穏やかに
過ごせるサポートをしています。

今回、自分の心が震える体験をしたので、
noteにまとめたいと思います。

心が震える体験をした
「ヘラルボニーアートコレクション」

ヘラルボニーとの出会い

まずはヘラルボニーとの出会いから、話していこうと思います。僕とヘラルボニーとの出会いは、ちょうど1年前に、コピーライターとして働いていた時です。とてつもなく凄いコピーがあると教えてもらい、それが初めての出会いでした。

そのコピーは、
異彩を、放て。」というものでした。

▼ヘラルボニーのミッション

異彩を、放て。

知的障害。その、ひとくくりの言葉の中にも、
無数の個性がある。
豊かな感性、繊細な手先、大胆な発想、
研ぎ澄まされた集中力・・・

“普通”じゃない、ということ。
それは同時に、可能性だと思う。

私たち、この世界を隔てる、
先入観や常識という名のボーダーを超える。
そして、さまざまな「異彩」を、
さまざまな形で社会に送り届け、
福祉を起点に新たな文化をつくりだしていく。

ヘラルボニー公式サイト(https://www.heralbony.jp/about

この言葉、文章を見た瞬間に
心を奪われました。

異彩を、放て。」この短い言葉の中に、
・存在価値の証明と宣言
・異彩という誰もが共有できる合言葉

コピーライターのはしくれとして、働いていた僕ですら、この言葉の威力がどれだけ強いものか、一瞬で理解できました。

今まであるものを、別の角度から表現し、新たな発見や気づきを与え、価値の描写ではなく、解決の言葉。だと。

この点について、
禅問答において次のような話があります。

月をさす指これいかに
→『言葉なり』

言葉は指にすぎない。
その指の先にあるものの方が大事。

というように、
僕はこの「異彩を、放て。」の言葉自体ではなく、
その先に広がる未来を感じることができました。

言葉に惹かれ、興味を持ちました。

遂に大阪にヘラルボニーが

今回遂に、ヘラルボニーが大阪に来るということで阪急梅田で行われている、ヘラルボニーアートコレクションに行ってきました!

まずはプロダクトやアート作品を見て回りました。
商品やアートはWEBで見たことがありましたが、
やっぱり生で見ると威力が違う。
心に届いてくる衝撃が違いました。

正直、これまで福祉の支援会社と浅はかな考えをしていました。知的障がいをもっている方々の支援をしていると。

その考えがぶち壊されました。
なぜならただただカッコいい。
身につけたい。欲しい。
プロダクトとしてアートとして、
素晴らしさを感じたのです。

僕が特に印象に残った作品はこちら▼

この作品を見た時に、なぜか足を止めて、
ずっと立ち止まっている自分がいました。
心が熱くなり、自然と涙ぐんでいる自分がいました。

なぜこんな感情になったなのか、
正直自分にも分かりませんでした。

ですが、それだけ心を揺れ動かしてくる、何かが、
この作品から伝わってきたのは事実です。

この感情が何なのか、そう考えながら、他の作品を見ていると、ヘラルボニーCo-CEO松田 文登さんに声を掛けていただき、お話をすることができました。

依存されているのではなく、依存している。

松田 文登さんに声を掛けていただき、
ヘラルボニーに出会ったきっかけの話や、
このヘラルボニーアートコレクションで感じたことをお伝えさせて頂きました。

またイベントで行われていた、
アートクルーズにも参加し、
松田 文登さんの熱い想いを聴くことが出来ました。

そのお話の中で特に印象に残ったのは、
障害のある方に依存されているのではなく、僕たちが依存している。

障がい者のある方の支援と捉われがちだが、
僕たちは障がいのある方に依存している。

異彩作家さん達のおかげで、
僕たちの会社がある。


※ここで簡単に説明していおくと、
障がいを持っているの方々の才能を「異彩」と表現しています。異なる彩りで異彩。
ヘラルボニーの作家さんは、
「異彩作家」と呼ばれている。


基本的に障がいのある方は、
会社に依存していると思われがちだが、
ヘラルボニーはその逆。と言う事でした。

福祉ということではなく、価値あるものを、
価値を感じていただける場所で、届けていく。

障がい者の方のアートが、
幼稚園児の絵とい一緒に並べられている。
これでは価値があってもその価値を届けにくい。
それをどこに置くのか。
どこに置けば価値を届けるのか。それを考えた。

より良いものを、より良い品質で、届けるために、
僕たちは環境を作っている。出会いの場を作っている。

これを続けていくなかで、
新たな価値観を作っていけるチケット」が、
ヘラルボニーにまわってきたと思っています。
と素敵なお話を聞くことができました。

なぜヘラルボニーを立ち上げたのか

ヘラルボニーアートコレクションでは、アートクルーズでアートの紹介や会社の想いを聞けるイベントがありました。

そこでなんと、
崇弥さん文登さんの二人が一緒に揃って、
お話をしてくれるスペシャルな回に参加することが出来ました!

いつの間にか掛け合いが始まり、漫才師みたいな2人!本当に息ぴったり!

そしてなんと、あの
「ヘラルボニー」が書かれているジャポニカ学習帳を手に取ってみることができました!

会社の名前になった、お兄さんが書いていた謎の言葉「ヘラルボニー」
素敵な笑顔!サービスショット頂きました!


ヘラルボニーをご存じの方で、
知らない人はいないのでないのでしょうか。

まさか手に取って見れるとは、、、。
感激です。

このノートを見れただけで、感激なのに、
それに留まらず、お2人の息ぴったりな軽快なトークと
熱い想いを聴くことができました。

とにかく熱い熱い想いのお話で、どうしても皆さんにも共有したく、チャットGPTの力も借りながらまとめました。※間違っていたらすみません。


なぜブランドを立ち上げたのか?

4歳年上の兄がいます。幼少期は仲が良かったのですが、中学校時代になると、兄を遠ざけるようになりました。当時、障がいを馬鹿にする文化があったからです。その世界で自分自身も、障がいについて話さないようにしていました。

そこから時が経って、どうすれば、障がいを持つ人々を馬鹿にしていた友人たちが、ヘラルボニーのアート活動に興味を持つだろうか?地元では、障がい者のアートや福祉に対する関心は低く、アートを買う人も少なかったのです。

しかし、ルイヴィトンやBMW、レクサスといったブランド品を購入する現象は、地元でも起きていました。そこで、福祉とアートを見せるのではなく、ブランドとして見せることを考えました。地元の同級生も「これカッコいい」と思う現象が起きて、買ってくれるのではないかと考えたのです。

この発想から、ブランドという傘の下で勝負することを決意しました。現在では、かつて障がいを馬鹿にしていた友人が、ヘラルボニーとコラボしたお酒をお歳暮として送るようになっています。これは世界が少しずつ変わっている証だと感じます。かつて障がいを馬鹿にしていた友人が、お世話になった人々にヘラルボニーのプロダクトを贈り、その話題を共有していることに心から嬉しく思います。

ヘラルボニーの最初のプロダクトの完成秘話

最初のプロダクトを作るにあたって、どうすれば障がいのある人々のアートを魅力的なプロダクトにできるかを考えました。シルクではなく織で表現することを思いつき、ネクタイに注目しました。ネクタイの売り上げランキングを1から200まで調べ上げ、Excelにまとめ、30枚の企画書を作成し、送り続けました。

ある会社から、「この高度な技術があるのは銀座田屋くらいだ」と教えてもらいました。実際にネクタイを買って写真を撮り、熱意のこもったメールを送りました。その結果、銀座田屋の自社工場に見学することができ、工場長と会うことができました。そこで私たちの想いに共感していただき、ネクタイを創り上げることができました。

私たちは福祉だから、知的障がいのある方々が制作しているからという理由で、プロダクトを創っているわけではありません。こだわり抜いたクオリティで、社会により良いものを届ける価値観を大事にしています。

作品は障がいのある方が作ったというより、作家としての素晴らしい作品です。こうした作家の作品は世界でも通用する、本当にユニークなものだと確信しています。

障がいを持つ人々が一歩を踏み出せる環境を作り出し、「異彩を、放て。」という言葉が示す通り、様々な良さに着目し、異なる彩りを社会に届けていきたいと考えています。

真面目な話と、じゃれあっているお2人のギャップがたまらん!

もう僕は、この話を聞いて、心が震え、いっきにファンになりました。人の想いは、ここまで心に届くものなのかと、衝撃も受けました。

また大阪に戻ってきてくれることを
楽しみにしています!

ヘラルボニーに興味を持った方は、
ぜひ公式サイトを訪れてみてください。

ではまた1週間後に~♪
素敵な1週間をお過ごしください!


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