BAR(バール)でカッフェ
今、イタリアンのホールでお仕事をしている。
お料理を提供したり、カッフェやお酒を作ることもある。
イタリアではコーヒーのことをカッフェと言う。
そして、カッフェを飲む場所がBAR(バール)だ。
なんだか、バーみたいでかっこいい。
働いているイタリアンのバール (当店ではカッフェやお酒を作る場所をそう呼んでいる) は、
外からみると、高めのカウンターテーブルにウイスキーなどのお酒がズラリと並んでいて、本当にバーみたいに見える。
夜に、誰かとそこでお酒を飲みたくなるくらい、雰囲気がいい。
その雰囲気に、酔いそうだ。
(仕事中は、酔っていませんのでご安心くだい)
雰囲気に酔いました。
あっという間にバーの世界へいってしまいそうになりました。
…仕切り直します。
コーヒーは、エスプレッソマシンで作る。
エスプレッソを抽出してそれにお湯を注いで作るのだ。
エスプレッソは、イタリア発祥の飲み物。
イタリアの朝は、バールでエスプレッソを飲んで
1日を始めるという文化があり、街の中でよく見られる光景のよう。
素敵だ。
コーヒーには様々な種類があるが、その中でも、
ミルクをスチームで泡立てながら温めて、
きめ細かなスチームミルクやフォームドミルクを作って作る、カフェラテや、カプチーノは、
ラテアートやデザインカプチーノといった、
コーヒーカップの中でアートが作れるとても魅力的なコーヒーだ。
ここで、豆知識を。
カフェラテとカフェオレ、似ているようだが、
少し違う。
カフェラテは、イタリア語。
エスプレッソにミルクを入れたもの。
カフェオレは、フランス語。
ドリップしたコーヒーにミルクを入れたもの。
(今日から使える豆知識でした!)
数ヶ月前から、仕事の隙間時間を使って、
カフェラテの練習をしていた。
まず、エスプレッソを抽出させる。その間に、
ミルクを入れたミルクピッチャーをスチーミング(泡立てながら温める)する。
スチーミング中、手でミルクピッチャーに手を当て、感覚で55〜60℃になったのを確認してスチームを止める。(慣れるまでは中心温度計で測って確認した)
そして、抽出されたエスプレッソが入ったコーヒーカップを手に持ち斜めに傾け、スチーミングしたミルクを少し高い位置から勢いよくカップの壁に沿うように注ぎ入れると、カップの中で対流が起きる。そして、上に渦のような模様のカフェラテができる。
それが、ヘッダーの写真 (私が作ったもの)
なんとか、カフェラテができるようになったので、次はワンランク上の、ラテアートを練習中。
この時使うミルクは、カフェラテを作る時に使うミルクより、より泡立たせたフォームドミルクを使う。
ミルクピッチャーの動かし方を利用して、ミルクで模様や図柄を描くフリーポアと呼ばれる技術で描く。
よく見かけるのは、ハートやリーフ。
現在は、このハート模様のラテアートを練習中。
初めて形になった(上に白いミルクをのせられた)
ので、記念に写真を撮ってみた。
まだ先だが、上記が出来るようになったら、
次はデザインカプチーノ。
フォームドミルクを駆使し、ピックなど道具を使って描いたもの。
これができるようになったら、すごく嬉しい。
できるようになるには、たくさん練習が必要だ。
youtubeなどでも、詳しく解説しながら動画投稿してくださっている方もいらっしゃって、それをよく見ている。
本当に今は、いいものはみんなで情報共有して、
みんながお互い高め合えるような、そんな世の中なんじゃないかなぁと、思った。
これからも、たくさん練習して、フリーポアでハート、デザインカプチーノでクマさんを描けるようになるのが目標だ。
そしていつか、それをお客様に提供した際、
お客様が「わぁ、すごい!可愛い♡」と喜んでいる姿を見たいなぁ、と思っている。
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