筆塚スバル

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小説書いてます。 マンガとアニメとSRPGが好き。 ファンタジーが好きです。アクションとラブコメと王宮もの。

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「九十九神(つくもがみ)と聖剣娘(けんむす)」あらすじ 作:筆塚スバル【#ジャンププラス原作大賞】【#連載部門】

あらすじ  戦士ユーリ・ストロガノフは、勇者パーティーから追放された。おまけに最愛の伯爵令嬢から婚約破棄されすべてを失ってしまう。  なぜ必死で頑張ってきたオレがここまで嫌われるのか。  なんとユーリは生きているだけで殺したいほど嫌われる伝説のパッシブスキル「ゴキブリ」の持ち主だった。  呆然とするユーリに腰に帯びていた鋼の剣が話しかけてきた。「ユーリ、私がいるよ」  鋼の剣は素敵な女の子に擬人化し、ユーリに抱きついてきた。  「九十九神」という無生物を擬人化するスキ

    • 「九十九神(つくもがみ)と聖剣娘(けんむす)」第3話 作:筆塚スバル(ジャンププラス原作大賞連載部門応募作品)

      ハガネが聖剣に話しかけている。 ――そうか、それならば良かった。どの道、私はこの者の力に抗えぬ。触れられているだけで、早く一つになりたくてたまらぬ。もう、ダメだ。 聖剣の抵抗が止まった。 どうもオレにも使えるようになったみたいだが、なんだかしっくりこない。 「オレにも使えるみたいだぞ」 「な、なんだと?」 聖剣を戯れに振って見る。 「「ギャアアアアアア!」」 衝撃波でソフィアたちが吹っ飛ばされた。 軽く振るだけで魔法効果が出るようだな。 衝撃派の出る範囲が広すぎ

      • 「九十九神(つくもがみ)と聖剣娘(けんむす)」第2話 作:筆塚スバル(ジャンププラス原作大賞連載部門応募作品)

        少女の透けるような白い肌に腰まで伸ばした銀髪が映える。 赤い瞳は宝石のように輝いていて、精いっぱいの笑顔をオレに向けてくれていた。 表情は少しぎこちないようだけど…… 生まれたままの姿でオレを見つめる少女を思わず抱きしめた。 ……少し冷たい。 「よし、よし」 少女はオレの頭を撫でてくれた。 「そのまま寝ると風邪を引くからね。 ベッドに行こうね」 少女はまるで小さな子を寝かしつけるようにオレをベッドに連れて行った。 「一緒にいるからね。 ユーリ、寂しくないからね。

        • 「九十九神(つくもがみ)と聖剣娘(けんむす)」第1話 作:筆塚スバル(ジャンププラス原作大賞連載部門応募作品)

          魔王城侵攻作戦の決起会が王城で行われた。 オレは早朝出発のため、王侯貴族相手に儀礼的な挨拶を済ませ部屋へ戻り椅子へ腰かけた。 オレことユーリ・ストロガノフは魔王軍との最終決戦に向けて気持ちが高ぶっていた。  人間へ害をなす悪しき魔王であるが、それよりも強者と戦えるということに戦士の血が騒いでいた。 正直、剣でも握って素振りに勤しみたいところではあるが、決起会で葡萄酒を少量飲んでしまっていた。 ここは部屋で大人しくするか。 いままでの魔王軍との戦いを振り返って自分の動きを想

        「九十九神(つくもがみ)と聖剣娘(けんむす)」あらすじ 作:筆塚スバル【#ジャンププラス原作大賞】【#連載部門】

        • 「九十九神(つくもがみ)と聖剣娘(けんむす)」第3話 作:筆塚スバル(ジャンププラス原作大賞連載部門応募作品)

        • 「九十九神(つくもがみ)と聖剣娘(けんむす)」第2話 作:筆塚スバル(ジャンププラス原作大賞連載部門応募作品)

        • 「九十九神(つくもがみ)と聖剣娘(けんむす)」第1話 作:筆塚スバル(ジャンププラス原作大賞連載部門応募作品)