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ぽん太の東海道五十三次歩き旅(3)川崎宿→神奈川宿
こんにちは。ぽん太です。3日目の旅日記をお届します。
旅日記
2022年2月12日、急きょこの日が空いたため、天気もいいので歩くことにした。
9:50 JR川崎駅を出発。小土呂橋まで戻って旧東海道を歩く。八丁畷(縄手)はかつて田畑の中を八丁(約900m)も続く一本道だったようで、その様子は今も少し伺える。市場村一里塚近くで老夫婦の営むパン屋さんでパンを買い、鶴見橋を渡る。10:50 鶴見図書館前で小休止をしたが、このあたりもいい雰囲気だ。
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京急鶴見駅の商店街を抜け、少し行くとJR国道駅がある(11:15)。駅舎は2階にあり、1階は昭和レトロな通路となっている。昭和の雰囲気プンプンのお店の看板で昔にタイムスリップしたような感覚に襲われる。また、このあたりは魚河岸通りとあるように、どうやら魚屋さんが多い。
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ここを抜けると生麦だ。歴史で習った生麦事件の起きた場所だ。薩摩藩主島津久光のご一行が京に向かう途中イギリス商人が横切り、無礼をしたということで殺傷され、薩英戦争にまで発展した事件だ。少し先のキリンの工場の横に生麦事件の碑がある。
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ここから国道15号に合流し、交通量の多い道をひたすら歩く。子安でラーメン店に入り昼食(12:25-12:50)。一本裏道を歩くとなかなか趣深い。いろんなお寺や神社などが現れ、「神奈川宿歴史の道」と銘打った看板で解説してくれる。
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とりわけ金蔵院あたりから1kmばかり、松並木の道が整備されており、素晴らしい。かつてこのあたりには神奈川宿が置かれ、湊には諸国の廻舟が出入りし、にぎわっていたようだ。また結構立派な高札場跡も残されている。高札場とは、幕府や領主が決めた法度(はっと)や掟書(おきてがき)などを木の板札(高札)に書き、人目のひくように高く掲げておく場所のことだ。その後各地でみることとなるが、その中でも神奈川宿の高札場は相当立派なものであった。
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ここにはローマ字で有名なヘボンをはじめ外国人宣教師の宿舎となった成仏寺もある。
14:00 京急神奈川駅近くにある青木橋に到着。JRや京急電車が行き交い、ここから横浜駅も見える。今はこのように列車の交通網が整備され、京都まで2時間少々で到着するが、昔は今歩いている東海道を2週間以上かけて歩いていたのだと思うと、技術の発展にはただただ感謝するばかりである。
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青木橋近くには、かつてアメリカの領事館が置かれていた本覚寺もあり、少しぶらり散策。そして旧東海道を少し登ると台町茶屋町跡がある。ここには広重の絵にも出てくる旅館田中屋(旧さくら屋)がまだ健在だ。坂本龍馬の妻おりょうもここで働いていたこともあるようだ。広重の絵はこのあたりは坂ですぐ横は海になっているが、いまはみなとみらい方面まで埋め立てられていて海は見えないものの、たしかに坂の様子などは昔の面影がある。
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14:40沢渡中央公園到着。保土ヶ谷まで行けるかなと思ったら足がつってきたので、今回は横浜で終了。JR横浜駅には15:00到着。今日もよく歩いた。
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記録
総歩数:25,990歩
実際歩いた距離:15.6km
訪れた宿場:神奈川宿
宿泊:なし
本日の行程
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広重の絵
(出典)
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神奈川宿には湊があり、旅籠や商家も多くにぎわった。立ち並ぶ茶屋の前で留女が客引きをしている様子が伺える。茶屋の眼下には江戸湾が広がり、本牧の切り立った崖が展望できる。「台の景」とは、高台からの景色という意味である。
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