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僕と怖いおじさん(芋けんぴ達の独り言) 第56話 怖い顔のおじさんと女子大生(16)

#創作大賞2023
#お仕事小説部門#お仕事 #移動販売・対面販売 #ラブコメ・恋愛 #おじさん #駄菓子・豆菓子・珍味・ドライフルーツ #未亡人・JK少女 #女子大生 #人妻

 第56話 怖い顔のおじさんと女子大生(16)

 そう、今のこの場の雰囲気を遠目、傍から。

 皆も見て確認をしてみると良いよ。

 この販売ブース、売り場の近くを通るお客様達の足が止まり……だけではないだろう。

 この道の駅の反対側を行き交うお客様達や公衆トイレへと向かう人達──。

 駐車場を歩く人達の足も止まり。

 女子大生のお嬢様達のキャピキャピと明るく、甲高い声音にも釣られ。

 こちらの様子……。

 そう、家の怖い顔のおじさんが、この道の駅にお借りしている販売ブースで。

 試食をしている人達の様子を遠目、傍から。

『この人達』

『あの人達は一体、何をしているのだろうか?』と。

 こちらの様子を窺がっているだけではなく。

『う~ん、気になるから。ちょっと様子を見にいってみるかな?』と思いつつ。

 こちらへと向かってくる人達の姿も確認がとれるはずだよ。

 だから家の怖い顔のおじさんの知略、策略は大成功だよ。

 まあ、そんな感じだから。

 家の怖い顔のおじさんの気持ちは上機嫌へと変化をするので。

 特に家の怖い顔のおじさんは小山、大山を作れる原因となった女子大生のお嬢様……。

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