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自殺についての賛否

こんばんは。


毎度毎度、重いタイトルですみません🙇‍♀️🙇‍♀️

前々から思っていた事を書いてみようと下書きを繰り返し繰り返し…やっとまとまった次第であります。


さて、今回のタイトル。

SNSを見ていると 「死にたい」という文字を見ることが度々あります。


コメント欄を見てみると、「死んだらダメ!」「命を大事に!」「悲しむ人が必ずいる!」「死ぬ勇気があるなら生きてみよう!」…などなど、励ましの言葉とも捉えられる文章が並んでいますが

それを冷静に見ている自分がいて「偽善者だな」と感じてしまうんです。

冷たい人間ですよね。

しかし、そう思えるのは、私自身が幼少期からずっと自殺願望があり、実際自殺に失敗した事がある人間だから。


そして大事な友人を自殺という形で失ってしまった経験があるから。

死を決意した人間にはそもそも冷静な判断などできません。
誰が悲しむとか考える事も無い。
自ら命を絶つという選択をするまでに沢山我慢し、沢山悩み、そしてある時突然、何かがプツッと切れてしまうのです。


そういう人間に、常識論を言っても聞くわけがない。

本当に自殺を止めたいのなら、「責任」と「覚悟」が必要になります。


あなたにはその覚悟がありますか?


言うだけなら簡単です。

それでも止めたくなる気持ちも分かる。 
やはり生きていてほしいから。

ただ、それは自分のエゴでもあり、とても難しいことだと思います。


自殺で友人を失ったとき、「何で気づいてあげられなかったんだろう」と激しく自分を責めた経験もありますが、、、

「今から死ぬ」と電話をかけてきた友人のお話をさせていただきます。


仕事中でしたが、事情を話し、電話を繋いだまま走り回り、繁華街のビルの屋上にいる友人を見つけた時……


そこには友人ではない別の誰かがいると感じてしまう程の姿が。

「見つけた!」

と息を切らしながら言うと

「うん」

とだけ返事が。

安定剤とお酒を一緒に飲んでたのもあり、目もすわっていてぼーっとしている友人。

そのビルの屋上は柵もなく足を一歩だせば落ちてしまう場所。

そこに彼女はいて、どうしたらいいかと一瞬慌てましたが、もう自然と言葉が出ていました。


「薬飲んじゃったんだね」

「うん」

「吐き気ない?」

「うん」

「街は今日も賑わってるねぇ」

「うん」

「何があったか分からんないけどさー」

「うん」

「話なら聞けるよ」

「……」

「無理には聞かない。○○に話した事あるやん?私も常に死にたいって思ってるって」

「……」無言のまま頷く友人。


「だからさ、止めないよ。」

と言い私は思いっきり、うーんっと背伸びして

「私も一緒に飛ぶか!」



えっ?という顔で見てきた友人。

「いっぱい苦しんで選んだ道やろ?だからさ、死ぬな!なんて軽い言葉言うわけないやんか。たださ、バカ話でもしてから死んでも良くない?」


と自分でも分からないけど、笑顔で言っていた。


そしたらボロボロ泣き出した友人。

「大丈夫。見捨てたりしないから」

「……うん」


手を伸ばしたら、震えながら手を掴んでくれた瞬間
自分も安堵したのか涙が止まらなくなって。

「もー化粧落ちてバケモンになるやん!」

って言ったら、やっと笑ってくれ。。。

足の力も抜けその場に2人でしゃがみこんでしまい、また笑って。


繁華街で働いている違う友人に事情をメールして、袋や水などを持ってきてもらい…何時間かな……朝までそこで話していました。

私はただただ彼女を抱きしめながら、うんうんと聞いていただけ。

落ち着きを取り戻した彼女の家までいき、ベッドに寝かせて
その日は仕事も休みをもらい、彼女が寝るまで手を繋いで。。


今では良い旦那様がいて可愛いお子様のママになり、そして友人関係も続いています。


生きていてくれてありがとうと今でも思う。



あの言動が良かったかなんて分からない。

あの時下手すれば彼女は何も聞かず飛び降りてたかもしれない。私も一緒に飛び降りてたかもしれない。


周りからは後日怒られたし。
「なんて無謀なことをするんだ!」と。

あの時はただただ必死だった。

そして、死ぬのを止めるには覚悟しなきゃと。


その後何度も自殺未遂をした彼女を見ていて「止めなければラクになれたのかもしれない」と思った事もありました。


何が正解なのか……




SNSの話に戻りますが、勿論止めてもらいたくて書く人や、寂しくて構ってほしくて書く人もいるでしょう。

そういう方には、止める言葉は大事です。

「あなたを必要としている人間がここにいるよ」
と伝えるのも良いでしょう。

本当に死を決めた人は違う文章を書いたり、大切な人にしか分からないメッセージを残すから。




「自殺はダメ」という言葉だけで終わらせていいのか。

その疑問は今もずっと残ったままです。

きっと答えは見つからないでしょう。

これもある意味、自叙伝のひとつかな。


今回も長々と読んで頂きありがとうございました。


お気に入りの写真です♡


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