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子どもに勉強に取り組んでもらうたった一つのコツ

皆さんこんにちは。

突然ですが、「子どもが勉強しない」「受験生だからそろそろ受験に向き合ってほしいけど、なかなかスイッチが入らない...」という悩みをお持ちの方、いらっしゃいませんでしょうか?

塾講師を6年している私も日々感じていることです。そんな私が最近上手くいったなと感じる生徒との接し方を書き連ねてみようと思います。これは私が働かせていただいている塾で情報共有を受けて実践したことです。

まず、日々業務に忙殺される中で、あまり生徒の声を聴けていないことを感じました。生徒対応では、ゆっくり時間を取って本心を聞き出すことが大切です。人間は人を見る時、良いところより悪いところの方がすぐに見つけてしまいます。というか、自然と目についてしまいます。


生徒のテストの点数が低くて、その点数をみて

「前に○○しようって決めたやんか!何でやってへんの!!」

と、私自身厳しく責め立てることもありました。

基本的にコーチングでは、先生が言いたい言葉を子どもたちから引き出していくのが重要です。自分が言ったことだから、責任を持てるし、先生が生徒にそうやって責任を持たせていくことが大切です。

また、心のどこかで、生徒も「やらなきゃいけない」ということはわかっています。そこに怠けや楽しいことに流される気持ちがあるから、上手くいかないことが多いのです。否定するのではなく、どうしたらやれるか、どうしたら自分を律することができるのか、指導者はそれを伴走して引き出していくようにするとよいと思います。

「こうせなあかんやん!」ではなく、「どうしたらいいかな?」と聞き、例えそれが間違っていたとしても、一度は認めたり、少しそこにスパイスやヒントを与えてあげるなどして、承認していくことがとても大切です。生徒対応において、共感することはとても大切なことです。認められる回数が増えれば増えるほど、子どもは前向きになります。

人間のやる気がでる原理原則は

「やりたい×やれそう×やらねば」

です。順番も大切で、「やりたい」と「やれそう」を上手く引き出してあげないと嫌になってしまいます。

やりたいの例
今回は目標を達成できなかったけど、〇〇君はどうなりたいの?次は何点とれたらガッツポーズできるかな?

やれそうの例
いきなり長時間はしんどいかもやけど、1日30分ならやれるんじゃない?

このような形で、上手く気持ちを上げていくような質問をしていくのです。

勉強が嫌な子どもたちは「勉強はやっても成果につながらないしんどいもので、嫌なことだ」というような印象だけを拡大解釈して、後ろ向きに捉えようとします。

また、責任感が強い真面目な子でも「やらねば」の危機感のところだけをクローズアップして捉え、頑張った先の明るい未来が見えず、しんどいだけに思ってしまうかもしれません。

「頑張ったらこうなる」「知識はあるに越したことはない」というような光や教訓めいた部分をみせてあげることも大切です。

このあたりを意識してみると指導の幅が広がることもたくさんあります。

生徒自身の口で、「目標」や「目標達成に向けてやること」を言ってもらうプロセスは大事です。
ここを飛ばしてしまうと、子どもは1人では長続きできないと思います。

逆にこれを省略せずに愚直に行えば、生徒の反応もすぐに変わってきます。

私は塾講師として、子どもたちが少しでも勉強を楽しく思えるように、楽しくなくても嫌じゃないと思えるように子どもたちの味方であり続けたいと強く思っています。

物事を前向きに捉えるためには承認が欠かせないと思います。それを子どもたちに行い、子どもたちにも周囲の人間を肯定できる相手本位の生活ができる人間になってほしいと願って止みません。

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