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孤独の正体

大勢の中に入ると自分が透明人間になるという感覚があった

誰からも話しかけられない
目も合わない
存在自体なくなってしまうあの感覚が嫌だった

かと言って自分が興味を持って話したい人もいないから益々苦痛になる

始まってすぐに帰りたいと思ってた
孤独感に耐えられず泣くこともできず
部屋の隅っこでただ時間が過ぎるのを待つ

その事を思い出してた

学校でも同じだったかもしれない
行かないといけないからじっと我慢してその時間を終わらせる


孤独を感じたくなくて存在を消された感覚を感じたくなくて
一人で何でもできるように行動し始めたんだ

行動する事でそれを感じなくて済む
それなりに楽しい出来事も増えていくから
なぜそれをやるのか理由を忘れていった

いつしか次々に行動する事で人生が変わるんだというものに変換されてた
だからいろんなことやって来た
だけど何をやっても埋められなかった

それは元々あった孤独を感じないようにする為にやり始めた事ってことを忘れていたから

孤独を埋める為の行動

そこに立ち戻ってみた
そして思い出してみた
なぜそんな場所に行ったんだろう

そして気づいた
ただ行きたくなかっただけだった

 
学校も忘年会も送別会も友達の公演も
行きたくないのに行ってただけだった

それだけ

私は行きたくもない所に行って孤独を感じてたなんてアホすぎる
興味ない所で存在アピールなんて出来るわけがない

私が誰にも何にも興味ないのに
私に興味ある人がくるわけがない
何とも皮肉で面白い

本当は簡単だった

行きたい場所に行きたい時に行く
やりたい事はやりたい時にやる

ただそれだけだった
自分の本心で行動する

マジでシンプル

結果のために行動するのは違ってた

参加しないとやる気ない人だと思われるかも
来てくれたから行かないと
当たり前だから行くしかない
自分で稼ぐにはやらないと
持ってるものはギブしないと
借金返すには働かないと

まだまだたくさん出てくる

それやりたいですか?

そんなのやめよう

シンプルに思いついた事だけやろ
結果どうなるかなんて知らない方が面白い
面白く生きたい

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