光希重名士の姓名判断的ココロ(3)

傲慢な「木っ端公務員」


今、自動車業界を揺るがす「不正問題」。スマニューで経済評論家の浅香豊氏の記事を読みましたが、どうもこの件は、国土交通省に問題がありそうです。記事に依れば、自動車会社を主管する国土交通省の基準がそもそも世界基準に届かなかったり、旧態依然だったりで、自動車メーカーの方で《自主的に》もっと厳しい基準で検査を行っていたようなのです。門外漢なので全然業界事情に詳しくもなく、浅香氏の記事を信用するしかないのですが。

世界市場を相手にしている自動車メーカーとしては、国内でのみ通用しても仕方がない訳で、世界で最も厳しい基準に合わせて検査(安全性試験)をしていた、と。そこに、『それはやり過ぎ、つまり〈不正〉だ!』と騒いだのが国土交通省というわけ。自分たちのメンツが潰されたのが気に入らないんでしょうね。世界に置いていかれているレベルの低いロートル役人どもが。

こんな内実なのに《日本の自動車メーカーが安全性試験で不正》と世界中に報道されてしまい、日本製自動車の評判はガタ落ちです。本当の不正なら致し方ないけれど、より厳しい安全性基準を課していた各メーカーはとんだ濡れ衣を着させられ、日本の国益は損なわれました。木っ端公務員の仕業で。

日本の役人(国家公務員)は、学生時代からの優等生ばかり。彼らは教えられた勉強を頭に入れるのが得意なだけの「エセ・エリート」です。本来のエリートとしての高い能力があるわけでもなく、しかし学生時代からの、周囲からの「優等生扱い」から育まれたプライドの高さは、異常とも言える程。

他に大した能力もないくせに上から目線で、的外れなイチャモンをつけては日本の国益をどんどん損なっていく。しかも自分たちは国のために頑張っているという「勘違いの自己満足感」だけは異常に強く、それがさらに自分たちのプライドを高くしていく…始末に負えませんね、全く。

国家公務員試験での優秀な成績順に、先ず大蔵省(現・財務省)へ入庁してきたこれまでの実績が、現在の経済政策の無策状態…失われた30年…を引き起こしたのは、数人の経済専門家が喝破した通りでしょう。

だって、東大の法学部を卒業した人達が大蔵省へ入省って、経済のことをろくに勉強もしてもいないのに、経済や金融のことが正確に分かるはずもない。そんな人達が連綿と続いた役所が日本の財務を仕切ってきたんです。

法律を勉強した人達も似たようなもんでしょう。司法修習生で最優秀の人が裁判官に抜擢され、次に優秀な人が検事に、最下等(失礼!)な人が弁護士になるというのは衆知の事実です。中には例外もいるでしょうが、それが現実。そんな優秀なエリート達だから、自分たちの成績を上げるためには平気で証拠を捏造し、取り調べでは自分たちの描いた絵に沿って脅しまくる。

丁度今、取り調べ中の検事の「違法」動画が公になったりしていますよね。(プレサンス事件)こんな話は多分枚挙に暇がないんでしょうね。法律の勉強が大変なこともあり、ロクに世間も知らないまま法律馬鹿になった人達ばかりで裁判を行う弊害がここにあります。これもエセ・エリートの弊害。

プライドばかり高い《勉強エリート》の役人は要りません。みんなクビにしたいと思うのは私だけでしょうか。でないと日本がドンドン間違った方向に進んでしまいます。まずは教育・教科書から変えていかねばならないでしょうが。どれだけ時間がかかろうともそこから変えていかないと未来はない。


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