アップデート出来ない国民性?

本日、憲法記念日。読売新聞朝刊によれば、憲法に関する全国世論調査を実施した結果、憲法を「改正する方が良い」との回答が63%だったとのこと。因みに「改正しない方が良い」は35%だったらしい。…信じられません。

現在の日本を取り巻く国際的な環境や周辺国・隣国の状況を見ても、未だ改正に反対する人が、国民の1/3以上もいるなんて! 国会での改憲に向けた議論は立憲民主党の反対で、具体的な条文案の作成すら着手出来ません。

そもそも現在の日本国憲法は、大東亜戦争後にGHQがたった1週間で、日本が二度とアメリカに刃向かえないようにするために〈あり得ない程の無茶な縛りを日本に与える〉目的で作った急ごしらえ憲法に過ぎません。戦争放棄の「9条」だけでなく、様々な部分で日本を縛るような規定が散りばめられています。そんな〈出来損ないの憲法〉に、70年以上も後生大事に〈一言半句たりとも改正は許さない〉という態度をとり続け、必要に応じた改憲の議論さえ一切封印してきたこと自体、信じられません。政治家って馬鹿なの?

この憲法を作った当のアメリカ人達でさえ、この日本国憲法がこれまで一度も改正されていないことを伝えると『何だって! とっくの昔に改正されていると思っていた。日本人は正気か?』と驚くそうです。世界ではちゃんと自国で作った憲法でさえ、時代の変化や国民の要望に添って何度も改正しています。日本だけらしいですよ、憲法を全く改正していないような国は。しかも日本の場合自国で作ったわけでもなく、一体何に縛られてるんだか…

日本は弥生時代から、日本の歴史上で言えばつい最近の江戸時代まで、国民の大半が農民でした。そして農耕民族である日本人は遊牧民族や狩猟民族と異なり、同じ手順で毎年毎年、重労働を勤勉にきめ細かく、皆で手分けして米作りに勤しんできたのです。そこにはとてもではありませんが政(まつりごと)を行うような体力的・時間的余裕はなく、いつしか《天下のご政道は“お上”に任せる》生き方が、普通の庶民感覚になってしまいました。

2000年を超える国体の間、日本人にはこれが当たり前になり、国としての全体的な動きは天皇家(祭司担当)とお上(行政担当)に任せてしまい、自らは積極的に関与しないスタイルになってしまったのです。これはつまり「思考停止」であり「改革へ消極的」な国民性を形作ってしまったのでしょう。

自然災害に見舞われることが多い日本ですが、これは予測が出来ませんから、『遭ってしまったら、皆で乗り越える』しかありません。予め備えるために皆で知恵を絞ってシミュレーションすることもありませんでした。立憲民主党のように、時代が変わっても憲法改正に頑なに反対する連中は、日本人が皆農民だった時代のDNAのまま、アップデート出来ていないのでしょう。しかしもう限界。遅れている人達は放っておいて、ドンドン進めましょう! 様々な状況や環境は「待ったなし」です。一刻も早く憲法改正を!

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