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リアリティ番組「イカゲーム」、生き残ったのは?

以前、Netflixで話題になった韓国のサバイバルドラマ「イカゲーム」。
それを実際に人を集めて、賞金を競い合うアメリカのリアリティ番組を見ました。

その名も
「イカゲーム:ザ チャレンジ」

参加しているのは一般の人たち。
456人の最後の1人として勝ち残れば手にする賞金は456万ドル、およそ6億円。

容赦ないゲームに苦悩しながら次々と人が脱落していくわけですが。

「勝つ」
ことはもちろん、
「生き残る」
のが重要なこのゲーム。

まさに社会の縮図というか。
励ましあったり、
協力し合ったり、
誰かを切り捨てたり。

ゲームに勝った後も仲間と一緒に生活しなければならないので、派手な騙し合いはなく。

それよりも、どうやって仲良くするのか。

「脱落者を決めてください」
と言われることもあり、
人と関わらず1人でいると容赦なく落とされます。
かといって、
自分の心を偽って上手く立ち回っても、罪悪感に押しつぶされそうになったり。

最後まで見て思ったのは、
サバイバル脳力の高い人とは、
「目立たないけれど、周りをよく観察できる人」
「土壇場にこそ、自分の直感を信じられる人」

誰が自分を陥れようとしているのかを当てるゲームでは、雰囲気とは裏腹に、驚くような才能を見せられてびっくりしました。

いや、あの緊張状態で冷静を装う相手を見抜けるなんて凄すぎます。

なので。

頭脳というよりは、
自分の中にある不安や罪悪感といった負の感情に押しつぶされず、心に従って行動できる人が強いのかもしれません。

なにしろ、生き残るのに人間性とかあまり関係ないんですよね。
「脱落させる人を選ぶ権利を与えられる」
というゲームは見ていてツラかったし。

みんなのことを励ましたり、どこまでも明るくフェアであろうとする人たちも、神の手から滑り落ちるようにバンバン脱落していくし。

ドラマを盛り上げてくれた彼等にこそ出演料をあげて〜と叫びたくなります。

英雄として皆の印象に残りつつ派手に散るのか。
地味で目立たなくても強く生き残るのか。

何とも考えさせられる番組でした。

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