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勝間流ライフハックから良さげなものを大量にピック(3500文字オーバー)

今回取り上げる本の著者は勝間和代さん。Kindle読み上げの記事では、わりとお世話になった。Amazonを眺めていたらライフハック本を書かれていたので、試しに読んだら案外よいことが沢山書かれてるなと感じた次第。話題は睡眠、家事、運動、健康、仕事など多岐にわたっている。

幾つか気になったセンテンスを抜粋して読書メモとして残しておく。意外と分量が増えてしまった。

問題の抽象度を下げて、問題点を洗い出して具体的にしていくと、解決の方向性が定まります。そのときすでに、問題は解決に向かっているのです。
問題が問題のままなのは、捉える範囲が大きすぎるからで、捉えられるサイズに小分けすれば、対処法がわかって必ず解決できます。

「困難は分割せよ」と古来より言われるが、ときどき忘れがち。なので、思い出させてくれる文章として残しておく。なにか漠然とした不安を感じている時などは、特に重要なノウハウだ。

マッキンゼーでは、問題が漠然としたままの状態を「海」に、具体的に小分けした状態を「ビーカーの海水」に例えて、「海は沸かせないけど、ビーカーの海水は沸かせる」と教わりました。

これも分かりやすい例え。分割すると問題が解きやすくなるイメージが伝わりやすいだろう。マッキンゼーではよい例えが使われているのだなと感じた箇所だった。

やる気というのは幻想です。もし、自分がいる場所で火事が起きたら、走る気があろうがなかろうが、全速力で逃げますよね。
やる気が出ない場合は、これはやってもやらなくてもいいこととして、私たちの本能が判断しているのかもしれない、と疑ってみてください。

やる気は幻想。なかなか良いことを言う。なぜやるべきなのか、やらないとどうなってしまうのかが本当に分かっていない時、ぜんぜんやる気が出ない。

つまり、「やる気がでない」と言っているならば、事の重大さを十分に理解できていない。もしくは、単に滅茶苦茶に疲れていて頭が回っていない可能性が高い。

私は30代後半から、「頑張らない」を基本にして生活するようにしています。正確に言うと、 頑張らなくても仕事の成果が上がる、もしくは、頑張らなくても快適な暮らしができることを目指しています。

頑張らないで済む仕組みづくり、もしくはそのような環境に身を置くことはとても重要だ。気の持ちようもあるだろう。

働き始めの最初は、スキルや信頼を得るために多少の努力はする必要があるかもしれない。ただし、努力の結果をレバレッジして向かうべきは、さらなる努力が必要な場ではない。努力なしでも回る環境の構築にフォーカスすべきなのだ。

頑張ると息抜きや気晴らしが必要になるのも考えものだと思っています。息抜きや気晴らしで手っ取り早いものといったら、タバコ、コーヒー、甘いお菓子、お酒ですね。
これらは、すべて依存性があるもので、健康を害するものばかりです。

なぜ頑張るべきでないのか。理由の一つがこれだ。頑張ると、ストレスとなって揺り返しが来る。そのストレスを解消するために、体に悪いものを摂取する。それがまた廻り回ってストレスになる。こんなフィードバックから抜け出るには、「頑張らない」をするしかないわけだ。

気持ちを疲弊させないために、必要になる体力をつけることです。 最初に足りなくなるのは時間より気力のほうで、気力は体力と連動しています。 私が毎日2時間を目標に運動しているのは、体力をつけるためです。体力がなくなった時点で、やる気もなくなってしまうのです。すると、ルーティンをテキパキこなせなくなって、どんどん時間が足りなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

体力がやる気と関係するのは自明かもしれないが、これも忘れがちなライフハックの一つだ。しかも、体力づくりというのは日々の積み重ねでしか増えていかない。いざ必要になったとしても、すぐに獲得できるものではないのだ。そう考えれば、体力について日々向き合わなければいけないことは明らかだろう。1日1万歩や、毎日スクワットをするなどから始めていきたい。

将来のための課題に取り組むなら、意志の力がフル満タン状態の朝と午前中にするのがおすすめです。もっと言うと、 平日の朝よりも、休日の朝や午前中がおすすめ です。なぜなら、平日よりも寝たいだけ寝て、意志の力もより多くチャージされているからです。  

中長期的なキャリアづくり、健康のための運動、長く続けたい趣味や勉強など、「重要だけど緊急でないもの」は先送りしがちではないだろうか。この引用箇所ではそういったものを「将来のための課題」と表現しているが、それらに取り組むルーチンを朝に設けるべきだとしている。

世の中には朝型/夜型というタイプがあるが、一般には朝の方がエネルギーも多く残っていて集中しやすいという前提にたっている。本書の著者は数十年と夜型だったそうだが、10時に寝ることや朝の散歩など色々と工夫したら朝型になり、結果としてパフォーマンスは上がったそうだ。

問題は何かというと、 スマホは与えられるものばかりで、自分が受け身になってしまう

インプットが多すぎると消化不良になってしまう。しかも自分で考え出さない。昔、テレビばかり見ていると頭が悪くなるといった言説があったが、それと同じではないだろうか。しかもスマホからは物凄い量のドーパミンをEasyにもらえる。これがやる気の減退に繋がらないわけがない。

ガーベージイン、ガーベージアウトという言葉もある。ジャンクフードみたいな情報ばかり摂取していたら、いくら気分転換のためといっても、パフォーマンスは結局のところ落ちてしまうのだ。そもそも頭脳労働の気分転換でディスプレイを見るべきではないが、それはまた別の話。

睡眠時間の次に確保すべきは、運動する時間です。私は、1日1時間じゃ足りないと思っています。健康を維持する、もしくは増進するために、2時間は必要だと思っている

2時間は120分。3回に分けたら40分。食事前にこのくらい運動できればよいが、お昼前は難しい場合も少なくない。午後のおやつ前なら、時間は作れるだろう。

散歩という強度では運動として弱いかもしれないが、継続するためにはこのくらいから始めるのでも悪くないだろう。ランニングにしてしまうと膝に影響が出てしまう。室内で有酸素をやるのも選択肢としてはありだが、広々とした外にでることの意義は大きい。

音声入力のスピードは、ローマ字入力の3~5倍にはなります。

最近はメールも日記も音声入力が使えるらしい。まだ試していないが、日記から試すのも悪くない。OneNoteは対応しているようだ。

仕事メールでも使えるのだろうか?PCなら対応しているようだが、後でもう少し調べておこう。

今あるものに目を向けて、そのことに感謝したほうが幸せへの近道になるわけです。  
それを一番簡単に実践する方法は、 毎日ありがたいと思ったことを書く「感謝日記」をつけることです。

誰かに感謝する日記の効用は様々な本で書かれている。ここでも強調されていた。他人とコミュニケーションを取る際に、無意識的に良い効果をもたらしそうだ。誰だって、互いに感謝しあい与え合う相手と一緒にいたい訳だし。

また、無意識という点で言えば、感謝の逆で愚痴をこぼしたり悪口を書いたりすると、それが自分の考えを知らないうちに強化してしまうという欠点がある。ほんの小さな気持ちで愚痴を言ってるのかもしれないが、それが知らずしらずのうちに、その人を嫌うようになってしまうことがある。悪口は言わないし、書かないことだ。

そもそも悪感情をダラダラと持たない方がよい。嫌な相手とは離れる、そうでないなら相手の嫌なところにわざわざ意識を向けて執着しないといった態度が望まれる。

エネルギーとして使われなかった糖は内臓脂肪として残り、AGE(エージーイー、終末糖化産物) という老化物質の産生につながります。 その老化物質がガンや脳卒中、心臓病などあらゆる生活習慣病の元となるのです

現代人は糖質のとりすぎとよく言われるが、単に太るだけでなく生活習慣病に確実につながってしまう。糖は依存性があるもので、酒やタバコ、ギャンブルと同列であることを思い出す必要がある。もちろんバランスの問題ではあるが、WHOでは1日25gまでとされていることも付記しておこう。

(前頭葉は)人間の脳の中で一番最後に発達した部分で、また、一番最初に老化する部分…そのことから、 前頭葉をトレーニングして活性化させると、アンチエイジングや認知症の予防に効果があります。
具体的なトレーニング方法は、前頭葉がになっている働き、すなわち、思考力やコミュニケーション力、判断力、創造性を発揮できるように、例えば、 運動や計算、人づき合い、家事、瞑想、音楽や手芸などの創作行為 などをすることです。

誰だって健康を維持したい。前頭葉は将来を予測する機能も司っている(この機能は人間らしさの一部だ)。上記のような手法で、常に活発にさせておきたいものだと感じる。

以上、かなり長くなったが、本書が多岐にわたってライフハックを教えてくれることが分かっただろう。折を見て読み返していきたい。

ちなみに本書はKindleデバイスで読んだ。最高のリーディング経験を与えてくれる。




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