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初心者にクラウド会計を教えること。

先日からクラウド会計をテーマにしたオンライン勉強会をフリーランス向けとバックオフィス業務初心者向けに開催していて、たくさんの方から感想を頂いている。それだけでやっていてよかったなと思う。税理士さんや経営者さんも覗いてくれたり、そういうのも嬉しい。

初心者に教えることは難しい。

専門家や同じような知識のある人同士で話すのは心地よいし最新の情報を学ぶことができるけれど、「教える」ということあらためて学ばせてもらえることがありがたい。

今まで専門家向けに教えることが多かったので、つい専門用語が出てしまう。初心者にシャットダウンされないように、でも用語も大切だしな、、、と思いながらそのバランスをとれたらいいなと思う。

よく創業時に「会計の知識は大切だ。」とセミナーなどでも聞くと思うし、僕もそう考えている。

確かに「簿記3級を受けてから独立しなさい」ということは簡単だし、異論はない。まぁでも今の時代はクラウドの知識も必須だから「ITに関する勉強をしてから独立しなさい」ということも必要だろう。それをいうなら、法律、経済、、、いつ独立できるねん。


僕は「税務や会計が分からないことを自分で分かっている人達」のことを決して馬鹿にしない。そしてそれを丸投げしてしまうのではなく、学んだ方がよいものだと分かっている人達にはなんとか理解してほしいと思う。

「無知であることを知っている」ことは学びにとって不可欠なものだし、若い起業家で尊敬している人達は何事も学ぼうとする姿勢が優れている。

僕はただ、15年近く税務や会計に携わる仕事をしてきたし、それにまつわる知識も必死で学んできた。そして国家資格を付与してもらっている身として、初心者が分かるように教えることは社会的な責任だと思っている。

いつも言っていることなのだけれど、僕はただお勉強が好きだっただけの部類の人間で偉くもなんともない。それ以外はポンコツだ。運動はそこそこで絵は画伯級、お酒は飲みすぎる。

だから、人の心を動かす絵を描くことができるイラストレーターさん、クライアントの夢を聞いて形に落とし込めるデザイナーさん、文字だけでその人の人生を語れるライターさん、それぞれに憧れを持っているし、うらやましいし、尊敬している。


また、そうしたフロントの人達を裏で支えるバックオフィスの人達のことも大好きだ。何かずば抜けた専門性がなくても全体を見て落ちているボールを拾える人がいるからこそ組織や社会がうまく回っていく。その仕事にやりがいを見出し、レベルアップしていこうとしている人達も応援したい。

バックオフィスで働く人達も会計を通して会社を見れるようになると全体像が見えるようになる。


そんな人達に「簿記3級から受けなさい」というのは、なんというか専門家として思考停止な気がする。誰でも言えるやん。

それと、多くの人にとっては会計の厳密なルールなど必要なく、ビジネスに活かすための使い方が必要なだけだ。

最終的なゴールは「クラウド会計を味方にして、自分の仕事を社会に活かすこと」なのだから、そこから逆算した今の時代に合った教え方というものがあるのではないだろうか、と思いながらワイワイとオンライン勉強会をしている。

もちろん、その学びの過程に簿記を本格的に勉強する、というのは当然あってしかるべきなのだけれど、そうじゃない人も会計を経営に活かせるようになってほしいと思っています。


オンライン勉強会の資料はこちらにすべてアップしていきます。


夜は20時からなのと、今回からウェビナーのため参加者は見えないので、ご飯食べたりビールでも飲みながら視聴してもらえれば大丈夫ですよ!




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