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「SOU-MU NIGHT ×長野県立大学CSI」イベントレポート

先日は長野県立大学ソーシャルイノベーション創出センター(CSI)さんからお声がけ頂き、長野県立大学の公開イベントという位置づけでSOU-MU NIGHTをオンライン開催しました!

京都・東京以外の場所でも開催したいと思っていたSOU-MU NIGHT。完全オンラインといえども嬉しいお声がけでした。

「SOU-MU NIGHT ×長野県立大学CSI」は全国から30名程の方にご参加いただき開催。私は翌日の授業にも参加させていただくということで完全オンラインなのに長野からお送りしましたが、せっかくなのでオンラインの良さを生かそう!ということで、東京・金沢・京都の素敵なバックオフィスの3名に登壇頂きました。

何も考えてなかった高卒経理事務がバックオフィスジェネラリストになった話|下白石和美

スナックSOU-MUのママでおなじみの東京の下白石さん。経理事務からはじまり、現在はベンチャー企業のバックオフィスジェネラリストとして活躍中。一体どのようなキャリアを描いてきたのかというのは私も初めて聞きました。

ベンチャー企業への転職で、スタッフがみんな若く楽しそうに仕事をしている環境に身を置くことで自身の成長を感じることが出来るようになったといいます。

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転職においては「何を期待されているかではなく、何が出来るか得られるか」という視点を持つことが大事。どんな仕事もとりあえずやってみる。とにかく勉強する。技術や環境の進化・変化を積極的に受け容れることが大事と話す下白石さん。

こんな方がベンチャー企業のバックオフィスにいると本当に頼もしいなぁと感じます。下白石さんと話してみたい方、次回スナックSOU-MUへ是非!

事務職からの起業「事務で誰かの人生を変える」|橋亜希子

続いては、金沢から株式会社なないろのはな代表取締役の橋さん。「業務デザイナー」として企業のバックオフィスの業務改善を支援しています。

出産を機に育児と両立するため土日祝休み、時間定時の「事務職」で働くことにしましたが、そこから17年間数回転職しながら事務職で働いていたそう。そして2016年に事務代行業として起業後、2018年に株式会社なないろのはなを設立します。

20201028SOUMUNIGHTスクショ

起業したきっかけは「事務作業が嫌い」という個人事業主の声をよく聞いていたからだそう。一方で橋さんは「事務しかできない」「事務が好き」と思っていた。そこで、誰かの嫌いなことを代わりに行うことで、その人に幸せな時間をつくれるのではないか。さらには自分も好きな仕事ができるのではないかと思ったからだそうです。

そんな橋さんの悩みは「なし。」と潔いスライドが飛び込んできて、橋さんらしいなぁと笑ってしまいました!ですが、会社としては「悩みを抱える総務さんにたどり着けない」ということを感じているそう。それは、経営者が総務の悩みを理解していない、総務さんが悩みを人に言えない、というようなことから、悩みが言語化できていないとのこと。

そんな総務さんたち「バックオフィスの黒子役」として活躍する橋さん。なないろオンラインというオンラインイベントも開催されているので、是非チェックを!

https://7716nohana-event.peatix.com/

全員非常勤リモートワークのバックオフィスを支えるコンシェルジュ|川勝美智子

3人目は京都で私がコーディネーターをしている京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)の頼りになるバックオフィス川勝さん。

社会課題を生まないためのビジネスを支援する産業支援機関で、企業支援や人材育成を行っており。SOU-MU NIGHTもSILKから生まれたプロジェクトの一つです。

そんなSILKのコーディネーターは6人全員別に本業を持っていて、週1程度の非常勤リモートワーク。なおかつ、プロジェクトマネージャーや、まちづくりアドバイザー、研究者、税理士、中小企業診断士など視点がバラバラな個性的なメンバーばかり。そんなチームのバックオフィス業務すべてを取り仕切っています。

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そんな川勝さんが仕事で心掛けていることは「みんながしたいことを実現する。」そして、やりがいやワクワクは「社会を良くしようとする人たちとの出会いや、想定外のことが起こること」だそうです。

そしてSILKでのバックオフィス業務を通して気づいたことは「個人のパフォーマンス=経験×方向性×情熱」だということ。そんなメンバーのパフォーマンスを最大限に発揮するために仕事をしてくれています。泣ける。

地域を超えたバックオフィスの人達との交流

その後、ブレイクアウトルームを使って交流をしましたが、みなさん積極的にお話をされていて良い時間となりました。

長野と京都のバックオフィスの方同士で、年末調整あるあるについて盛り上がる。↓

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また、今回は長野県立大学の学生さんも参加してくださっていました。その方のお話を聞くと、「『人が働きやすい環境をつくりたい』と思ったときに、コンサルタントの仕事がいいのかなと思っていたけれど、外からの変化を促すだけではなく、バックオフィスの仕事を通じて中から変化を促すこともできるということを知りました。」と言ってくれていて、とても嬉しく思いました。


地方におけるバックオフィス業務の課題

バックオフィスの方々の課題は、川勝さんも話していた「自分が何を知らないのか分からない。このやり方ってベストなんだろうか。」ということ。そして、橋さんが話していた「悩みを抱える総務さんにたどり着けない」という課題と合わせて、地方におけるバックオフィスで働く人の環境が直面している構造的な問題なのではないかと考えています。

少しこうして外の場に出てみて、下白石さんのような人と話すことで自分が知らなかったやり方、考え方があるということを知れば、きっと視野が広がっていくのだろうと感じています。

僕らはそうした世界観で引き続きSOU-MUプロジェクトを続けていきますが、次回はリクエストもあり、昨年の「年末調整NIGHT」みたいなふざけたイベントで皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

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