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デザインファンクラブ宣言

2022年、8月1日。
いまだコロナ禍の続く、夏の日に
「デザインファンクラブ」を創立しました。(以下、DFCと呼びます。)

なにやら楽しそうな雰囲気のある、この名前。
創立にかける想いを伝えたくて、管理人でデザイナーの私、安村シンが記事を作成しました。

DFCは、無料のチャットツール「Discord」上をひとまずの拠点とする、
デザインが好きな人の集まるところです。

まだ始まったばかりだからこそ、
どんな場所にして行きたいのかの旗印を、ここに宣言として記したいと思います。

デザインを好きな人が、もっと好きになれるように。
デザインに従事する人の幸せも、少しでも増やせるように。

そんな想いを、綴ります。


01.ファンクラブを作ろう

コロナ禍に突入した日から、世の中はガラリと変わりました。

「デザイン」は人との関わりの中で生きるもの。
イベントは中止の危機に直面し、チケットもチラシも敬遠され、人との関わりが薄れていくなかで、デザインの価値の見直しが行われたように感じました。

公立の学校にAdobeが導入されるなど、
誰もが気軽にデザインを始められる時代にもなって来ました。

これまでのデザインやデザイナーの価値が、
改めて問い直されているように感じました。

デザインが、デザイナーが、ピンチに面している気がする。

なにかプラスになる、良いことはないだろうか。


デザイン話は、聞いても話しても楽しい

そんな事を考えている折り、あるとき私は友人と、デザインのマニアックな話をしていました。
それを聞いた別の友人が「それって面白い!」と言ってくれるのを聞いて、ハッとしました。普段なら解ってもらいにくい深い話を聞いて、面白がってくれる人がいるんだ、と。

デザインを深めたい人と、
深いデザイン話を聞きたい人。

この二つの要素を持つ人は、私の身の回りに限らず、
日本中に存在するのではないだろうかと思うようになりました。

しかし、どんな貴重な話でも、発された言葉は片っ端から宙に消えていってしまいます。それがとてももったいないと感じるようにもなりました。

この言葉を、もし広くに届けられれば、
助かる人も、救われる人も、現れるんじゃないだろうか。

自分になにか、その助けになれる方法はないか。

例えばなにか枠組みを作って、そこでバックアップすることは出来ないだろうか。

そうして枠組みになりそうな言葉を、思いつく端からメモ帳に書いているうちに、あるとき「デザインファンクラブ」という言葉が浮かんできました。

ためしに検索してみると、引っかかりません。

すごくありそうな名前なのに、どうして存在しないんだろう。
なんだかとても楽しそうな名前です。
デザイン好きな人たちが、楽しそうに過ごしている姿が浮かぶようです。

誰かが、作ってくればいいのに!

この名前は、2021年の1月に、初めに浮かんできました。
それから一年と半年経っても、まだ世の中にはこの言葉が存在していません。

このままでは、きっと誰も作らない。
誰も作らないなら、自分が作るしかない!

大変僭越ながら・・・・

僕が、ファンクラブを作ろう!
デザインを中心に集まる、デザイン好きのためのクラブを!

そんな想いで、DFCを立ち上げることを決意しました!


02.DFCのコンテンツ

デザインファンクラブは、自分達でコンテンツを作ることを目的としていません。

自分達が普段見聞きしていることが、誰かのためのコンテンツになる。
いわば、楽しくデザインの話をしているうちに、誰かの幸せな瞬間が増えることが理想とする姿です。

ファンクラブ内で語られる内容はきっと「ここだけで消えていく」には勿体ない、誰かのためになる財産になると思っています。

なので、ゆくゆくはファンクラブの会報のような形で、語られた知識や経験をファンクラブの外部にも伝えたい。
まだ見ぬデザイン好きの人が救われるように。大きく言えば、人類共通の財産にしたい。そのくらいの気持ちです。

アウトプットの形はまだ検討中で、webサイトのブログのような形になるか、まとめサイトのようになるか、かつて存在した「リンク集」のようになるか、まだまだ未定ではありますが、知識の蓄積と共有は、DFCのひとつのテーマでもあります。

ファンクラブの活動が、新しいデザインファンを産む。

そんな構図が作っていけたらと考えています。


03.「Discord」に拠点を構える理由

デザインファンクラブが、無料のチャットツール「Discord」を使用する理由。
それは、3つあります。

ひとつめは分かりやすく、無料である事。

私自身は、石油王ではありません・・・
無料であるおかげで、会員費がなくても、私個人への負担が少なくて済むという事情があります。
そして参加する人にとっても、無料というハードルの低さは嬉しいものです。

今後はweb展開も検討しているので、サーバー代やドメイン代など、どちらかというと赤字になりそうなのですが、その問題は今後考えていこうと思っています。


ふたつめは、トピックごとに投稿先が分けやすい事。

Discordは、TwitterなどのSNSに代表される「フロー型」と呼ばれるもので、投稿された情報は、徐々に遠くへ行ってしまい、手繰り寄せるのが大変な手間になっていきます。

ですがDiscordでは、話題ごとに「チャンネル」を分けることで、同時並行していろんな話が出来て、とても便利なツールだと感じています。


そして最後に、「ボイスチャンネル」がある事。

Discordは元々、ゲーマー向けのツールとして生まれた経緯があるそうで、テキストの投稿や画像投稿のみならず、音声によるやりとりも得意としています。

その「ボイスチャンネル」には、部屋に誰が入っているのかがパッと見て分かる設計になっています。だからこそ、ふとDiscordを覗いてみた時に、誰かが喋っているから入ろう!みたいな事が簡単にできるのです。

ふらりと参加することも、カッチリと参加することも、
幅広い使い方ができる、柔軟性も魅力でした。


04.世のコミュニティやサービスへの、入口にもなれる

DFCは、無料のファンクラブです。

世の中には、たくさんの素敵なデザイン系のコミュニティがあります。

私がお世話になっているだけでも、前田デザイン室、LINEオープンチャットのグラデザ友の会、以前よく参加していた江戸クリクリのみ

それぞれに、それぞれの素晴らしさがあって、それぞれの領域、役割のようなもの、ポジションがあると思います。

デザインのTipsも、発信している個人や団体に、すでに素晴らしいものがたくさんあります。

DFCは、どれとも競合せずに、どれも排除したりせず、
むしろ、それぞれを知る人が場所を繋ぎ、それぞれの入り口ともなれるような、やわらかさを持てたら素敵だなと願っています。

あくまでデザインが中心となって、
その周りに、人がいるような構図の場所。

それこそがデザインファンクラブの目指したい所。

それを作るのに、
まったく何者でもない私だからこそ、
自分自身に大きな求心力が持てないからこそ、
「デザイン」を中心に据えられるはず。

デザインの周りに人がいて、私はその合間などに、せっせとホウキを掃いて周る役割を目指しています。


05.会員費がフリーの理由

デザインファンクラブには、会費が設定されていません。
つまり無料。フリーです。

DFCは、あくまでファンクラブです。
それも、デザインのファンクラブ。

アーティストやアイドルのように特定の何かを応援するのではなく「デザイン」という、概念のようなものを応援しています。

好きだから応援している。

そこに金銭を絡めてしまうと、どうしても濁ってしまう。
そのために、会員費はフリーになりました。

もちろん、私自身は管理人としての労力はかかるし、今後webサイトを作れば、ドメイン代・サーバー代もかかってくる一方で利益はなし。

完全なる赤字と言えます。

いずれ脱却したい気持ちはあれど、それは後で考えようと思っています。

それよりも大切なこと。

思い付いてしまったものの使命を感じるからこそ、なんとしても形にしたい。

「楽しい」や、「幸せ」が増えるなら、
失うもの以上に、得るものが多いはず。
そう考えています。


おわりに. 名が体を表せるように。

これから進む先のこと。

「デザインファンクラブ」という名前自身が、
ひとつの方向を指していると感じています。

その名前の通りに沿っていければ、理想的な姿になるはずです。

デザインを真ん中に据えることからブレず、
デザインの好きな人達が、デザインの話をしたり
話す人達がいれば、聞く人達もそこにいて、

より多くの人が、デザインを楽しめるようにしたいと思います。

これからのデザインファンクラブを、
どうぞ、よろしくお願い致します!

(デザインファンクラブは、Discordのアプリを入れ、Discordアカウントを作成頂いた方から、こちらより参加頂けます。)

サポート頂いた分は、ビール代として、ひとり打ち上げに有効活用させて頂きます。 がんばれます。ありがとうございます!