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社長は人生観を示し、社員の指針となるべし

私は家族主義の経営を大事にしております。社員はある意味自身の子どものように捉えて経営を考えております。

先週の記事で進和建設の基本理念についてお伝えしました。

会社の成長発展と
社員の物心両面の幸せのため
顧客満足を追求すると同時に
社会に役立つ立派な人間をつくる

というものです。


社会に役立つ立派な人間をつくるということに関して、非常に大事なことがあります。子どもは親の姿を見て育ちます。それと同様に、社員は社長の姿を見て育ちます。ということは社長の考えや生き方が社員をつくるともいえます。

したがって社長の考えや生き方が理念と違っていれば話になりません。どんな高尚な理念でも言ってることとやってることが違うとなってしまいます。


またいくら立派な会社をつくるぞと意気込んでも、経営がおぼつかなければ、社員は社長を信用できず、ついてはこないでしょう。

経営者は自らの考えをきちんと示さなければなりません。どんな会社にしたいのか、そのためにどうやって利益を上げて、社員を育て、幸せにするのか。社員に言葉や文章で伝えて浸透させる努力をしなくてはならないのです。

会社が赤字なのに「人づくり」はできません。人づくりは安定経営があってこそできることです。

社員の給料を上げて生活の保障をしてあげることも、経営の大事な要素です。儲けていないのに社員の教育も幸せもあり得ないということです。
教育が必要なのは社員だけではありません。社長は自分自身の教育をする必要があります。中小企業は社長が全てなのでなおさらです。

社長が自ら学び、培ってきたものが明確に理念に落とし込まれていれば、社員はそれをしっかり理解できるものです。そして社長が示す戦略も「この戦略を実行すれば理念が進化していくな」と分かるものです。その社長の示す姿勢に間違いがなければ社員は自ずと伸びて人づくりができていきます。

最近では企業の組織構築において人づくりの術があちこちで紹介されています。よその会社で成果を上げたやり方を導入している企業もあるでしょう。
「掃除をすると人間性が向上する」と聞いていきなり早出して掃除をし始めた企業もおそらくあるでしょう。

しかし儲けていない会社が掃除をやったからといって効果が出ることはありません。それは社長の確かな考えのもと、人づくりと利益の両立を図るべきなのです。

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