見出し画像

かっこいい60歳になる

初々しい新入社員を見ると、とても眩しく感じます。これからは自分たちが時代を作っていこう、一旗揚げてやろうと思っていた時を思い出すからでしょうか。私が60歳になった時に、旧友達と再会する機会がありました。学校出た時に、建築業界こんな風に変えよう!こんないろんな人と付き合って世の中に役立つようになろう!とかそういう熱い志を持って一緒に学校を卒業した友人たちです。私にとって、苦しい時、会わなくても「あいつもきっと頑張っているんだ」と力をくれる友人たちでした。そんな友人たちから、40年後、「西田お前はいいなー」って言われました。

どうしてだと思いますか。社長だから。定年を前に、自分のことで頭いっぱいなんでしょうか。私はその時にふと思いました。年を重ねるということは、師匠になり模範になることだと思いました。若い子が見た時にああいう風に年を取りたいなと思わすことが年を重ねた人間ができることだと思いました。私は、振り返ったときに、たくさん転んで綺麗ではないかもしれませんが、自分の足で歩いてきた足跡があります。この足跡を誰に見せることも恥ずかしくはありません。それだけ、必死でやってきたのです。ある日突然、60歳になることはありません。1日1日を過ごして、60歳になるのです。4月に入社することになった皆さん、大学生活では入学前に描いた4年間を過ごすことが出来ましたか?大学を無事に卒業できたことではなく、あなたが過ごした4年間に、そして次なるスタートに立たれたことにおめでとうございます。

そして、これから、どんな60歳に、そして70歳、80歳になりたいですか?ちなみに私の師である稲盛和夫氏は80近くになっても現役バリバリで、経営破綻したJALの立て直しをするという離れ業をやってのけました。あなたもそうなりたくはありませんか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?