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心書 vol.206「艱難汝を玉にす : かんなんなんじをたまにす」

とうとう本日は大晦日だ。毎年大晦日を迎えると思い出すことがある。

彼此、17,8年前だろうか。お金が無くてお金が無くて、とてもひもじい時代があった。

従業員の給与や仕入先さんへの支払もままならない時代。年末なんで、何とか綺麗に払いたいとの思いから、現金を稼ぐ為、年末に5日間ほど阪急百貨店前でワゴンセールをしていた。

とはいえ売れるのは30日迄で、大晦日ともなれば3時を回ると人影もまばらになり、5時ともなるとみんな自宅のコタツの中で、誰も居なくなってしまう。

そんなに売れもしないし大晦日だということで、最終日は従業員は休ませて私ひとりで売場に立ち、奥さんに応援に来てもらっていた。

何とか30日迄には、従業員の給与と仕入先さんへの支払を済ませ、あとは自分の給与をどれだけ取れるかという思いで、大晦日に店頭に立っていたのを覚えている。

半屋外の為、人が減り出すと寒さを感じ出す。6時には人影も全くなくなる為、片付けて半額になったスーパーの晦日蕎麦を2ケ買って、まだ子供も居なかった2人だけの小さな我家へ帰宅する。2年ほどそんな大晦日を過ごした。

ひもじく悔しい時代であったが、あの時代があるから今があると思います。

大晦日になる度に思い出される良い思い出で、初心と支えて下さった皆様への感謝を今一度再認識させていただく良い機会になっています。

今年も多くの方とのご縁を頂きありがとうございました。2018年も皆さま、どうぞよろしくお願い致します!良いお年をお迎え下さいませ。

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