【弁護士が解説】下請法⑤と独占禁止法【最終回】
1 おさらい 前回から各論の解説をしております。以下でも残る類型をざっと解説いたします。
2 役務の成果物に係る権利の一方的な取り扱い フリーランスが仕事を受けた際に成果物について権利が発生します。例えば、イラストや映像や音楽、ウェブサイト等については著作権が頭に浮かぶと思います。これらの権利の行方については契約前に自分が保持するのか、お客さんに渡してもいいのかはしっかり考えて、契約書にしっかり明記すべきです。しかし、フリーランスは権利を保持したいのに、委託先がこの権利の帰