錯覚資産を増やして、幸せに生きていこう/人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている/ふろむだ

実は、月間3万人以上に読まれているブログも別で運用しているしんたろです。

そっちはハンドルネームでやっているのですが、ほぼ本名でやっているこっちの方が楽しかったりします。


さて。


今回は、人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているという驚きのタイトルの本を読みました。

この本の最重要キーワードは『錯覚資産』です。


錯覚資産とは

錯覚資産とは『人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい錯覚のこと』です。これが一種の資産として機能することから、著者は『錯覚資産』と名付けています。

例えば、英語ができるという事実だけで仕事もできると錯覚したり、背が高くてスマートだから他も全体的に良いと錯覚されて面接に通りやすくなったりすることです。


このように聞くとズルのように感じますが、著者はこの錯覚させる能力こそが社会人生活を送る上では非常に大切と言います。

何故ならば僕たちは実力が実際にある人よりも、実力があるかのように感じる錯覚力タイプの方を高く評価してしまうからです。

つまり私たちは『運』『実力』『錯覚力』を鍛えなければならないというのが著者の言い分です。


これに対して学生の頃はほとんどが点数や順位づけされていたので、錯覚力が入り込む隙間がなく、『実力』と『運』が最重要でした。

この思考法のままに社会人生活を送ってしまうと悲惨なことになるなと思いました。


錯覚資産を増やすためには?

僕はこの著者の言う『錯覚資産』の考え方に非常に共感しています。

では錯覚資産を増やすためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

著者曰く、

まずは、いろんなことに、小さく賭ける。ハロー効果が得られそうな仕事や役割に手を挙げ、いろいろチャレンジしてみる。チャレンジして成功するかどうかなんて、運次第だから、たくさんチャレンジするしかない。サイコロで当たりを出すのに1番効果的な方法は、たくさんの回数、サイコロを振ることだからだ。

とのことです。

ここで大切なのはハロー効果が得られそうなということだと思います。仕事などでいうと、数値として掲げられるものがいいです。

例えば僕がこの記事の最初に書いたように、月間アクセス3万人くらいのブログを運営しているだとか、5000万円の案件を年間5件獲得したなどです。


またハロー効果とは違う観点で試してみてもらいたいのは、気楽に取り組める挑戦です。例えば、髪型を清潔にする。ファッションに気を遣うなどは、最初に少し勇気を出せば簡単にクリアできます。

こういう少し恥ずかしい行為も『錯覚資産』を作るためと割り切ってしまえば、取り組みやすくなるのではと思います。


錯覚の話ついでに

筆が走っているのでもう少し書きます。

錯覚についての本なので、もう一つ僕たちがきちんと認識しておかないといけないことについて書いておきたいと思います。

それは『人は判断が困難なとき、自分で施工するのを放棄して、無意識のうちに、デフォルト値を選ぶことが多い』ということです。

DVを繰り返すパートナーとなかなか別れられないのも、ブラック企業をやめられないのも、この思考のパターンに陥っているからです。


でもこういう人間の脳の方向性を知っていれば、僕たちが何か泥沼にハマりそうになったときにこそ、安易にデフォルト値を選ばないような『思考の粘り強さ』が決定的に重要になります。


おわりに

僕たちの脳のことはまだまだほとんど解明されていないものの、専門家にとっては常識ということもたくさんあります。

そんなものの一つが『錯覚資産』なのだと思います。

僕たちはついつい真面目に実力ばかり伸ばそうとしてしまいますが、錯覚資産を増やすことにも意識を向けたほうが良いです。


なので僕はこれから挑戦の中でも特に錯覚資産を増やせるような挑戦をたくさんしていきたいと思います。


みなさんの良い錯覚資産の増やし方などあればぜひコメント欄で教えてください!!!

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