3Dプリンタでネジ穴、つまりナットのようなものを作りました。1/4Wの受けが自分で作れる!
3Dプリンタでやってみたかった素材のひとつが 1/4Wのネジ穴。いわゆるカメラの裏側についているネジ穴を作ることです。カメラの世界でのネジ穴といえばほとんどこの1/4Wのネジなので。(あとは3/8W)こんなプレートが売られているくらいですから。
これが出来るといろんなホルダーが作れます。
定義ファイルを作る
ツールである Fusion 360 にはネジ穴を作る機能があります。たくさんのネジの設定が初めから定義されていますが、残念ながら1/4Wは無く、自分でxmlファイルを作って保存します。
フォルダはここ。
%LocalAppdata%\Autodesk\webdeploy\production\8b802e7a3c3d3db523b64fd80db49d9f63efcaf3\Fusion\Server\Fusion\Configuration\ThreadData
ファイルはこんな感じ。WhitWorthThread.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<ThreadType>
<ThreadForm>7</ThreadForm>
<Name>WhitWorthThread</Name>
<CustomName>WhitWorthThread</CustomName>
<Unit>in</Unit>
<Angle>55</Angle>
<SortOrder>5</SortOrder>
<ThreadSize>
<Size>1/4</Size>
<Designation>
<ThreadDesignation>0-48</ThreadDesignation>
<CTD>W1/4</CTD>
<TPI>20.0</TPI>
<Thread>
<Gender>internal</Gender>
<Class>2A</Class>
<MajorDia>0.25</MajorDia>
<PitchDia>0.05</PitchDia>
<MinorDia>0.186</MinorDia>
<TapDrill>5.1</TapDrill>
</Thread>
</Designation>
</ThreadSize>
</ThreadType>
作ってみた
何も考えずに、直方体にネジ穴を開けてみる。そして印刷、4分。
が、穴が小さい。なぜ?どこで?わからないので結局ネジ穴切りました。
完全に中が詰まっているわけではないので、ちょっと心配でしたが手応えはあり。
出来ました!さしあたって何か作る予定はありませんが、自分でこれがいつでも出来るというのはなんか嬉しい。とにかく三脚に取り付ける何かを作る目処は出来ました。
皆様からのサポートで、私も何かをサポートできるような更新を目指します。