[読書感想文] スマホ脳
パンチのあるタイトルが目に留まり、手に取った本。
無くてはならない存在であるインターネットから、日々どのような影響を受けているのか知りたくなり、読み始めました。
内容を(かなり)要約すると、ここ数百年で急速にデジタル文化が発達したため、人間は未だデジタル社会に適応できていません。適応できていない結果、ネガティブな作用も生まれてしまっています。それに対処するには、適度な運動などが効果的ですよという内容です。
上記のような大枠に加え、デジタル文化が生まれたことで具体的に起こった事例・原因・解決策などを読み、自分自身のデジタル機器との関わり方について改めて考えてみようと思います。
朝起きてすぐする事はスマホのチェック、
夜眠る前にする事もスマホのチェック、
何かしながらでもバックグラウンドでYoutubeを流しているし、
これを書いている今も、そばにあるケータイが何か通知をすれば目を留めてしまいます。
私のデジタルバランス(1日のケータイの使用量を表したもの)をチェックすると、1日平均で2~3時間程度。移動などが多く、使用する時間が長い日は3時間に届くような平均値です。
本書では、1日平均4~6時間とあったので平均よりは少ないですが、自覚している限りでの依存度はかなり高いと感じています。
というのも、余計なネットサーフィンやSNS徘徊をしないよう、手に取るものは携帯ではなく本であるよう工夫はしています。ただ裏を返せば、工夫をしないと携帯を触ってしまう可能性が高いという事になるので、一見読書をしているように見えても、携帯を触らないようほかのことをしているという感覚もあるからです。これは立派な依存。。焦
しかし「ケータイをいじり過ぎたくないから読書をする」と聞くと、なんだか入り口がネガティブなように感じますが、
「太りたくないから運動する」等と一緒で、結果的にポジティブな事への動機づけになっているのであれば良いのではないかと思います。
人を強く引き付ける力を持つデジタルですが、誰にとっても、節序を保ち使いこなせられるような前向きな動機付けができる存在であってほしいなと感じた1冊でした。
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